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雪氷に関する独自のシミュレーション技術による事業展開
株式会社雪研スノーイーターズ 平成18年
企業概要
 北海道は、積雪・寒冷地という気候特性から、大学・研究機関を中心として、雪と寒さを克服し、利用するための研究が発展しています。

 それらの蓄積された技術を民間企業として活用し、北海道の雪文化を守り育てるために当社は昭和63年に設立されました。社名の「雪研」は雪の調査・研究を、「スノーイーターズ」は雪を糧にする人々を称したもので、産学官の雪の研究者・技術者の交流を深めながら、雪の調査・研究を専門とする技術コンサルタント業務を行っています。

 その一つの成果として、平成17年度には雪粒子の運動を再現できるラグランジェ型の数値シミュレーションモデルの開発に成功し、積雪・寒冷地における道路設計等に利用される実用的なモデルとして関係者から高い評価を得ています。

 この他にも、例えば雪崩・着雪・冠雪・雪庇等の研究に基づいた現地調査、モデル実験、雪害対策の立案と実施設計を行っており、道路設計の分野における吹雪対策の落雪防止フェンス、防雪柵設計支援システム等を開発しているほか、雪と気象に関するデータの提供サービスを行っています。

 今後は、これらの雪・寒さに関する技術・ノウハウや気象データの提供サービスを基に、新たなサービスの提供や新分野への進出を考えています。
開発中の雪崩の数値シミュレーション
左から右へ時間経過とともに、雪崩が起る様子がシミュレートされている。
拡大図
 
ラグランジェ型の吹雪の数値シミュレーション
板の周りの吹雪粒子の動きを流跡線として示した。

支援内容
 平成16年度に、北海道創造的中小企業育成条例に基づく従業員等派遣補助事業により、技術の習得を目的に当社の研究員を大学に派遣するための助成を実施しました。

 平成17年度には、同条例に基づく研究開発補助事業により、寒冷地における道路建設の設計等に利用される雪粒子の運動を再現できるラグランジェ型の数値シミュレーションによるモデルの研究開発を支援しました。このモデルは、従来の拡散モデルでは困難であった視界低下や着雪への適用が可能となる実用的なモデルとなりました。

企業者の声
代表取締役
植松孝彦氏
 当社は、建設コンサルタントとして、常に技術開発により前進することが重要と考えております。今回、シミュレーションの技術開発を支援いただき、順調に開発が進んでおり感謝しております。

 今後とも、更なる技術開発に邁進しますので、ご指導よろしくお願い申し上げます。

担当者の声
 雪に関する技術コンサルタントというニッチな市場ですが、北海道の積雪・寒冷地という気候特性が育んだ、地域に根ざした技術開発を支援させていただきました。

 この事例のように、基礎研究から事業化までの各段階に応じた支援策がありますので、ご相談ください。

企業基本データ
代表 代表取締役 植松孝彦
住所 北海道札幌市中央区南4条西6丁目11番地
電話 011-272-3540
e-mail yukiken@snow-eaters.com
URL http://www.snow-eaters.com/
従業員 10人
業種 その他の事業サービス業
主要製品 吹雪調査解析、吹雪対策立案・設計、防風施設風速数値シュミレーション

提携に関する情報
 当社は、吹雪や着雪のシミュレーションのほか、雪崩や風のシュミレーションも手がけています。また、これらの技術を多くのお客様にお使いいただくため、インターネットを介するサービスにも進出したいと考えています。これらの技術をお持ちの会社との提携を望んでいます。