HOME > 支援情報・情報を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 戻る
IT投資を問題解決に止めず、売上増につなげる
株式会社垂水温泉鶴田 平成17年
企業概要
 鹿児島県垂水市は、その昔シラス台地の下から水晶のような清水が湧き、道行く人々がひたひたと垂れる水を見て名付けたとも言われるるように、わき水・温泉水の豊富な町である。地下1,000mから55度で湧出する、世界でも数少ない天然アルカリ温泉水を生み出している。現在では、この恵みのミネラルウォーターが、飲む温泉水として10社から出荷され、新しい特産品になっている。

 その中で、鶴田社長は、本来は建設業(鶴田組)を営んでいたが、豊富な温泉水を地元の新たな特産品として世に出せないかと考えて開業した、鹿児島県におけるミネラルウォーター製造販売の先駆けである。

 平成4年8月に温泉を発掘すると、翌5年9月に当社を設立、7年5月には東京営業所を開設している。その後、工場の拡張と共に、ペットボトル自動ラインをはじめ、充填・包装設備を拡充し、併せて、コンピューターシステムの整備に取り組んできた。

 現在も、業務の合理化・効率化と、それによる顧客満足の向上に、変わらぬ取り組みを続けている。
店舗の風景
写真一覧
 
飲む温泉水
「寿鶴」

支援内容
 IT(情報技術)活用を支援するため、専門家を派遣した。そのきっかけは、導入後11年を経過した販売管理システム(オフコン)の更新を目指した、設備資金の相談であった。当時のシステムでは業務処理が遅く、お客様の注文を受けてから発送まで時間がかかること、リピーターへのサービスも不十分であったことから、同業他社とのサービス競争に遅れがでることが脅威となっていた。

 そこで、社内にシステム開発担当者がいなかったこともあり、システム開発を支援するために専門家の派遣を決定した。業務フロー分析からシステム概要設計のサポート、開発を委託する外部業者との折衝のサポート等を行なった。その結果、手続の簡素化、作業時間の短縮、作業のしやすさ等に加え、次のような効果を実現した。

 [1]CTI(電話やFAXをコンピューターシステムに統合する技術)機能の導入により、従業員がきめ細かな電話対応を行なえるようになり、顧客対応能力が向上した。

 [2]レジ機能付きパソコン端末の導入により、レジ専従者が不要になり、新規営業活動に必要な人と時間を捻出することができた。

 [3]経営分野とIT分野の両面からの指導により、システム開発会社との交渉にあたり、当社としての投資を最適化することができた。

企業者の声
代表取締役社長
鶴田 親氏
 センターの方から、「現状の単なる更新や、システム開発会社から言われるままではなく、自ら納得して経営改善につながるIT投資が望ましいのでは」との提案があり、経営とITの両面に精通した専門家の派遣と、設備資金の調達をさせてもらいました。

 弊社に最適な業務のあり方や、機器構成などについて助言していただき、事務処理作業の効率化が達成でき、時間的な余裕、人員の余裕を、弊社にもっとも大切な営業活動に振り替えることができました。

 今後、ネット通販の仕組みを構築したいと考えており、この件についても、再度専門家の派遣をお願いすることを検討しています。

担当者の声
 設備投資についての経営目標を掲げて実行していただいた、経営者のリーダーシップと現場責任者の積極姿勢が、今回の成果に結びついたと思います。

 また、その実現は、専門家の方に企業のもつ本来の良さをうまく引き出していただいたからだと考えます。今後も、要望に応えていきたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 鶴田 親
住所 鹿児島県垂水市本城4044-1
電話 0994-32-7850
e-mail
URL http://www.jyukaku.co.jp/
従業員 10名
業種 飲料温泉水製造業
主要製品 飲料温泉水