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老舗醸造元が、こだわりの健康食品「六穀みそ」に挑戦
早川しょうゆみそ株式会社 平成17年
企業概要
 創業明治18年の老舗。九州特有の甘口しょうゆ、麦の生味噌を中心に、醤油と味噌を製造販売している。「無添加」と「手づくり」が看板で、南九州では圧倒的なシェアを持つ。

 早川社長は、就任当時の売り上げ伸び悩みの中、守りから攻めの商売へ発想を転換し、「新しいコンセプトの商品と売り方が必要」との思いから、新商品開発の陣頭指揮に立った。「食べる人が心豊かになれる商品を作りたい」と考え、スローフードをコンセプトに開発を目指し、ようやく作り上げたのが、六穀無添加みそ『穀の恵』だった。

 今は、「雑穀がブームになっており、いくつもの穀類を使うことで、豊かな恵みを感じてもらいたかった」「完成した時は、味に深みがあって、すごい味噌ができたと思った」と語る。しかし、この製品は、原価が高くなることが課題だった。少々高くても体に良いものなら買う消費者を開拓する必要から、全国とりわけ都会へ商圏を広げることを考え、市場調査を重ね、メールマガジンで情報を発信しており、その反応などから少しずつ手応えを感じている。

 創業以来、しょうゆ・みそ造りに熱い情熱を捧げ、「食の文化に貢献する−文化とは美味しさであり、文化とは健康であり、文化とは人である」の経営理念のもと、時流に沿った事業に取り組み、お客様のニーズに的確に応えられる会社に絶えず前向きに変革している会社である。伝統の食文化への、新たな感覚での挑戦が続いている。
六穀無添加みそ
「穀の恵」

支援内容
 高い機能性を持ちながら発酵が困難な、雑穀を原料とする味噌の商品化について相談を受けた。開発にあたっては、宮崎県産業支援財団からの助成金を受け、6種類の穀物の配合割合について、宮崎大学農学部と共同で研究を行なった。併せて、味覚と価格に着目した市場調査を実施した。

 また、販路開拓をめざし、平成17年3月には、同財団の補助を受けて全国食品博に出展した。

企業者の声
代表取締役
早川 洋氏
 伝統の食文化を提供しながらこの122年間、地域のみなさんに支えられてきました。私たちは文化に貢献する会社でありたいとの経営理念を掲げています。そのこだわりは、美味しくて健康で人に喜ばれる商品を作り、お届けすることです。ピュアー、ナチュラル、ヘルシーを合言葉に、100年後にも醤油、味噌を提供する会社であり続けたいと思っています。

担当者の声
担当コーディネーター
今井常世氏
 雑穀の機能性に着目し、蓄積した発酵技術を駆使して、地物の六穀でみそづくりにトライしたいと相談に来られました。元来発酵が困難とされてきた雑穀は、実は高い機能性を持っていることは知られていました。宮崎大学の得意分野、食の機能性評価で共同研究の運びとなりました。機能性だけでは市場では受け入れてくれません。そこで味覚と価格に着目した市場調査の支援をしました。

企業基本データ
代表 代表取締役 早川 洋
住所 宮崎県都城市西町3732番地
電話 0986-22-0241
e-mail info@hayakawa-sm.co.jp
URL http://www.hayakawa-sm.co.jp/
従業員 33名
業種 食品製造販売業
主要製品 しょうゆ、みそ