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地元産「くま焼栗」の商品化により地域振興をもたらす
有限会社アート 平成17年
企業概要
 平成16年5月、クリ、モモ、ナシなど落葉樹の専門家(元JA指導員)である後藤社長が設立した、新しい企業である。

 後藤社長は、昭和30年代後半から、人吉・球磨地方を全国有数の栗の産地に育てあげてきた。しかし、品質への市場評価は常にナンバーワンながら、大半が和洋菓子の原料として出荷されていたため、一般消費者には「熊本の栗」という認知がなかなか定着せず、鬼皮と渋皮を剥くのが面倒という栗の持つ特性もあって、生の栗は人気が伸びずに生産者を悩ませ続けてきた。

 そこで開発したのが、「熊本の栗」を生かした『くま焼栗』である。近年、専用の圧力釜が開発され、圧力製法により渋皮がむけやすくなり、食品加工業者との連携により、常温でも長期間品質保持ができる殺菌パックもできるようになった。さらに、冷温貯蔵で熟成させて甘味を増したことと、人吉盆地の豊かな土壌に育ち品質が高いことを併せてアッピールして、商品化にこぎつけた。

 現在、次の事柄を当面の目標として、インターネットも活用しながら、市場への浸透と実需の拡大に取り組んでいる。

 [1]国産焼き栗のPR
国産で自社栽培のクリは安心・安全、味も良質な自然食品であることを、広く知ってもらう。

 [2]ブランドの確立
商品化した地元産『くま焼栗』を定着させ、熊本県産栗の知名度を上げて消費拡大を目指す。

 [3]全国展開の推進
インターネットを介した販売も含め、栗の少ない地域など全国へ向けた出荷体制を構築する。

 [4]二次商品の開発
地元菓子メーカーとの協力により焼き栗を使った二次製品を開発し、消費拡大へとつなげる。

 [5]人吉・球磨地域の振興
栗のほかにも多数の優れた産物、製品、風物がある、人吉・球磨地域の情報を発信していく。
「くま焼栗」

支援内容
 生産農家等が連携して、茨城県に次いで全国第二位の生産量を誇る熊本県産の栗の需要拡大を目指し、「熊本県食品加工研究所」の指導・助言を得ながら実現した事業である。

 くまもとテクノ産業財団では、この研究機関との連携と、県の補助金事業の情報提供や、販路拡大に協力した。今後も、販路拡大のためのプレゼンテーションの場の提供など、引き続き積極的に支援していきたい。

企業者の声
代表取締役
後藤一二氏
 試行錯誤しながら、やっと、各機関の連携のお陰で焼き栗の商品化と、長期間の品質保持にこぎ着けられた。

 これを機に、先ずは物産館やスーパーなどの実演販売で多くの人に知ってもらいながら、販売ルートの開発を行なっていきたい。

担当者の声
 パッケージのデザイン開発とインターネットのホームページ開設も、経営者のご長男によって為されました。全ての面にわたり、全社で事業に取組む姿勢は評価できます。今後は、熊本県産の栗の消費拡大に貢献することが期待できます。

企業基本データ
代表 代表取締役 後藤一二
住所 熊本県菊池郡西合志町野々島4393-153
電話 096-242-2509
e-mail dport510.art@s2.dion.ne.jp
URL http://kuma-san.biz
従業員 2名
業種 食品製造業
主要製品 焼栗、殺菌パック製品