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血流が良くなる「着圧靴下」「着圧インナーウェアー」を開発
イイダ靴下株式会社(佐賀工場) 平成17年
企業概要
 昭和23年奈良県で設立の当社は、昭和39年佐賀工場を設立し、永年にわたり靴下およびタイツの製造卸を業としている。近年、中国を中心としたアジア諸国からの衣料品の輸入増加や需要低迷などにより、業界を取り巻く環境は益々厳しくなっている。こうした中で、佐賀工場では、自社の特徴と強みを生かし、美と健康に寄与できる、アジア諸国には真似できない製品開発によるビジネス展開を推進している。

 まず、平成13年に、適度な圧力を適切な部位に負荷して筋肉内の血流によい影響をあたえる第一世代「着圧靴下」の開発に成功し、足のむくみ、しびれ、冷え等の悩みを持つ人々に喜ばれ、現在の主力商品となっている。

 次のステップとして、更に血流効果を高めるため、富山大学の人間環境・生活環境領域・アパレル科学研究の教授の指導を受け、また、社団法人人間生活工学研究センターが実施した全国3万4千人に対する178項目にわたる計測データにもとづき、部位毎に加圧数値を変える画期的な靴下の開発に成功し、平成16年からこの第ニ世代「着圧靴下」の製造・販売をスタートさせた。

 佐賀工場では、既に開発・発売中の「5本指靴下」と第ニ世代「着圧靴下」との融合製品の開発や、インナーウェアでの圧力負荷による効果の研究にも着手しており、「美と健康」をテーマに機能の追求を徹底した商品開発に取り組んでいる。
イイダ靴下
佐賀工場全景
写真一覧

支援内容
 着圧により血流還流の補助効果を有する一連の新商品開発につき、その事業展開に向けて次の支援を実施した。

 [1]「佐賀県ベンチャー交流ネットワーク」へ入会(平成16年11月)
会員・支援者・オブザーバー相互の事業提携・情報交換等の場を提供

 [2]「事業可能性評価委員会」へ上程(平成17年2月)
ビジネスプラン作成およびプレゼンテーションをサポート
A評価を受け、県庁記者会見実施、マスコミ報道取上げ促進、利用可能支援策紹介・あっせん

 [3]「百貨店等販路開拓支援」に採択(平成17年6月)
地元百貨店において常設展示、マーケット・チャンネル切り拓き

 [4]「事業化可能性マーケティング調査」に採択(平成17年8月)
「着圧補正ガードル」に関するユーザーの関心・動向など市場調査

企業者の声
代表取締役社長
飯田清三氏
 我が国繊維製造業として生き残るために、従来のOEM(相手先ブランド生産)から「自主企画、自主販売」に方針を変更した、その中にあって、情報の少ない中小企業にとって情報提供等の支援は誠に有り難い。

担当者の声
サブマネージャー
吉原定義氏
 国内の靴下業界は、中国製品の輸出攻勢で生産量を激減させており、危機感は強い。当社はかかる実態に鑑み、健康をテーマに付加価値の高い製品開発に取り組み、数年前には第一世代着圧靴下、そしてこのほどエコノミークラス症候群対策に有効な第二世代着圧靴下の開発に成功し、売れ行きは非常に好調。さらに、女性向け着圧インナーの開発にも取り組み、近々製品化予定です。

 経営革新の手本のような当社に対し、全力で支援を続けていきたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 飯田清三
住所 本社:奈良県御所市138工場:佐賀県杵島郡江北町山口1619
電話 0952-86-3211
e-mail saga@iida-socks.co.jp
URL
従業員 217名
業種 衣料品製造業
主要製品 靴下、インナーウェアー、健康関連衣料