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建設業者の新規事業へのチャレンジ!
博多港管理株式会社 平成17年
企業概要
 漁業者の転業対策としてスタートした「博多港管理株式会社」は、昭和50年3月設立以来約30年が経過した。人と自然が共存できる豊かな関係を築く会社として博多湾を中心とした地元福岡の発展に貢献し続けた30年だった。同社の事業は、海上防災事業に始まり土木・建設土木業、宅地建物取扱業、産業廃棄物収集運搬業などであり、顧客は100%官公庁である。地盤改良、埋め立て工事などを含む陸上土木、港湾土木、海上防災事業においてISO9001、ISO14001の認証を取得するなど品質・環境にも配慮して積極的に事業を展開してきた。

 近年では、福岡市にある博多湾のアイランドシティ地区各種工事の受注等で実績を築いてきたが、その後の公共工事の削減や大口案件の獲得に苦戦するなどの影響を受け、売上がピーク時の25%程度にまで減少してきている。

 当社ではこの現状を打開するため新分野への進出を検討していたが、創業時から漁業と繋がりがあった事が縁で福岡地区水道事業団の海水淡水化プラントから排出される高濃度の濃縮海水を利用できるチャンスをいただいた。同社にとって全くの新分野ではあるが、経営再建の一環として塩・ミネラル(苦汁)製造・販売の事業にチャレンジすることとなった。また、この苦汁と大分県の名水をブレンドして清涼飲料水の製造・販売事業も計画しており、将来的にはこれらの新事業を別会社として独立させる予定である。現在、同社の若手社員が中心になり、この新事業に取り組んでいる。

支援内容
 海水淡水化装置から出る高濃度の海水から塩を作ることは決定したが、本業が土木・建設業である支援対象企業は、どのような塩にするのか、何処に、如何に販売してゆくのか全くわからない状態だった。新しく発足した新事業のプロジェクトチームは、専門家の支援を受けて自分たちの足を使った市場調査からスタートした。

 まず、市場調査の指導を受け問屋・バイヤーへのヒアリングをメンバー自身で実施して競合情報・売れる商品の条件などを把握した。また、量販店の店頭調査によって競合商品の出荷状況・売価・容量などを把握した。その後、調査結果から市場の分析に関する指導を受け、それに基づいて商品企画・マーケティングプランの作成を行った。専門家による支援は新事業プロジェクトチームに対して作業進捗報告と次回までの作業確認を行うといったプロジェクトミーティングの形で進められ、必要に応じて助言を行われた。

 なお、今回の支援によって新事業プロジェクトの新たな課題が抽出され、プロジェクトメンバーは現在これらの課題に取り組んでいる。

企業者の声
 市場調査および分析に関する事を重点に、基本的なことから大変丁寧に指導して頂きました。当初の目的・目標は達成できたと思います。今後、ネーミング・デザイン等もアンケートを実施して決定してゆく予定です。

担当者の声
 プロジェクトメンバーの方々には非常に熱心に取り組んでいただきました。今後の商品開発に際して今回踏んだステップを自社の企画ノウハウとして根付かせることで、今回の専門家派遣の成果を活かしていただきたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 大原剛毅
住所 福岡県福岡市中央区港2丁目3-25
電話 092-781-2390
e-mail info@e-hkk.jp
URL http://www.e-hkk.jp/index.html
従業員 47名
業種 建設業(土木建設・海上防災等)
主要製品 埋立、浚渫、地盤改良、道路整備、公園整備、魚礁築造、漁港建設、漁港開発など