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技術を高度化して新分野を開拓
有限会社 宮崎ウェルディング 平成17年
企業概要
 当社は昭和47年に創業し、アルミゲートやステンレスゲートの製作、アルミ・ステンレスの溶接加工、各種クレーンの設計製作を手掛けてきました。

 好不況の波や受注の変動を経験していく中で、企業の生き残りのために技術力の向上に積極的に取組んできました。「技術」は企業としての財産であり、当社を次世代に引き継いでいくためにも必要不可欠である。特に非鉄金属加工分野での加工技術や製作技術の確立は当社の進むべき方向と定めて、社長と従業員の技術力向上や管理技術の向上に積極的な取組みを続けています。

 具体的には、溶接技術資格の取得の推奨です。資格取得のためには、溶接技術の実務だけでなく、溶接技術の基礎理論の理解、安全衛生管理の徹底、工場管理の徹底が求められます。技術資格者は当社の財産であり、技術で生きていくために、対外的な技術面での信用力を裏付けるものであると同時に、従業員自身の財産でもあるとの考えから、今後も資格取得には積極的に取組んでいきます。

 当社の技術力向上や技術資格取得の取組みが一定の成果をあげ社内体制の整備も進んだことから、平成17年4月に(社)軽金属溶接構造協会の「軽金属溶接構造物製造工場(R級)」として認定されました。これは「構造物等の製作を適切に行い品質及び安全性を確保・保証できる工場」として認定されたものです。工場認定と技術資格が当社の技術力の裏づけとなり、県内外のメーカー等から評価されることが期待されます。

 現在は、アルミ・ステンレスゲートなど公共工事関係の受注、土木建設機械部品の受注が中心で受注量に季節変動があるため、当社の技術力を生かして新たな製品・加工分野からの受注を開拓して、年間を通じて安定した仕事量を確保することが新たな目標となっています。

 このためには、現在の仕事と平行して、アルミ・ステンレス・チタンなどの特殊金属加工分野のウェートを高める努力や、ボイラー溶接資格取得への取り組みなど新しい製品・加工分野を開拓できる技術面での体制作りへの準備も進めています。

 宮崎社長は、常に製造工場としてのレベルアップを図りながら新しい分野へ進んで行こうとしています。若い従業員、核となる従業員も育ってきており「技術で生きてゆく」社長の思いは少しづつ実現に向けて前進しています。
アルミ合金製横引きゲート

支援内容
 平成13年度と16年度の専門家派遣事業により溶接技術の専門家を派遣し、管理技術・安全管理・溶接技術の基礎と理論、生産管理・工程管理について指導を実施しました。

 専門家による指導や資格取得を目指すプロセスを通じて、仕事に対する積極的な取組姿勢や溶接技術や加工工程に対する理論的な考え方が定着しています。

 生産管理においては工程表をベースとした計画生産が実施されるようになり、工場の管理水準や生産効率が大幅に向上し、業務プロセスの改善に成功しました。

企業者の声
社長
宮崎悟氏
 専門家派遣事業を2回活用し、溶接技術の基礎、理論、生産・工程管理などについてアドバイスしていただきました。

 社外の専門家の指導を受けたことによって、管理面、加工技術や工程に関する理論的な考え方が十分従業員に浸透し、技術資格の取得や工場グレード認定に向けて、従業員の意識改革に大いに役立ちました。

担当者の声
 宮崎社長は以前から溶接技術の向上には熱意をもって取組まれており、企業グループの技術研修会で指導をお願いしたこともありました。

 今年、工場としてのグレード認定を受けられましたが、これが多くの企業に認知されて、具体的な受注に結びついていくことを期待しています。

企業基本データ
代表 代表取締役 宮崎 悟
住所 南国市明見898-22
電話 088-864-1558
e-mail mwelding@i-kochi.or.jp
URL http://www.joho-kochi.or.jp/yosakoi/welding.html
従業員 12名
業種 金属製品製造業
主要製品 アルミゲート・ステンレスゲート製作 各種クレーン設計製作
アルミ・ステンレス溶接部品
 −主な技術等の資格−
軽金属溶接構造物製造工場 LWS A 7802(R級)
アルミTiG溶接資格 3名
アルミMiG溶接資格 3名
SUS溶接資格 3名
アルミ合金構造物施工管理資格(2級) 1名