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資源再生事業への飛躍を目指して
有限会社 國寅商店 平成17年
企業概要
 当社は昭和43年金属古紙回収業・酒類販売業として創業。昭和49年には高知県西部廃品回収事業協同組合設立に参画し、現社長の祖父が理事長に就任した。当初の主な事業内容は製鋼原料・非鉄原料用金属スクラップ、製紙原料用古紙等の回収・販売であった。

 平成10年頃には利益率の高い古紙取扱いが減少し、廃自動車の取扱いが大半を占めるようになっていた。しかし、これも製鋼再生原料の価格低迷が続き経営面・資金面で厳しい状況となった。これまでと同じ事業内容では業績の回復は難しいだけでなく、事業自体の存続も危ぶまれたことから、平成11年に新たな事業分野開拓のため、全国ネットのリサイクル部品販売グループに加入し、これまでスクラップ処理していた廃車から再生可能な部品を取り出し、リサイクル部品として、オンライン販売を始めた。当初は手探り状態で始めた事業であったが、現在ではリサイクル部品販売も安定し、売上高はこの6年間で大幅な増加となり業績は好転した。

 他方、同事業協同組合は、組合員が次々に脱退したため、組合員は当社1社だけとなり、実態にそぐわず弊害もあることから、平成16年に組合事業を同社へ全面的に移管するとともに、現社長の弘内英一郎氏が社長就任し、新たなスタートをきった。

 廃品回収事業から資源再生事業への転換を新たな企業目標として、良質・高品位の資源回収を行う「全部再資源化解体処理体制」の構築をスタートさせた。今後3ヵ年かけて工場環境・施設の整備、人材の育成、設備・新技術の導入、工程・作業の改善に取組んでいく計画である。

 新たな体制構築に基づく工場整備が進めば、リサイクル部品の生産量が増加するため、新たな販路拡大のために海外輸出も計画している。
國寅商店作業場
拡大図

支援内容
 昭和60年代から高知県中小企業公社、高知県産業振興センターの県単独設備貸与事業を活用して当社の設備導入に対する支援を行ってきた。特に、リサイクル部品のオンライン販売用パソコンの貸与は当社の新事業分野進出に寄与したといえる。

 平成12年度には、専門家派遣事業を活用して経営コンサルタントを派遣し、経営管理体制の整備、財務の健全化、原価管理等に向けた支援を行うことで、当社の経営の健全化や信用力の醸成の基盤づくりに寄与したといえる。

企業者の声
代表取締役
弘内英一郎氏
 従来型のスクラップ・廃品業からの脱皮を目指してリサイクルパーツ販売に取り組みましたが、ネットワーク用パソコンなどの設備貸与、専門家による経営診断とコンサルティングは、厳しい経営状況の中での当社の事業再構築にとって大きな支援となりました。

担当者の声
 平成11年の貸与事業に直接関わったが、貸与診断の予測を大きく上回る売上をあげてきています。

 当時の代表者が厳しい状況の中でも努力してきたことと、現社長が事業の中心となって奮闘してきたことが、今の実績につながっているのではないかと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役 弘内英一郎
住所 高知県四万十市古津賀3045
電話 0880-34-1731
e-mail kunitora@giga.ocn.ne.jp
URL http://www.40010map.com/contents/640/index.php
従業員 11名
業種 一般廃棄物処理業(リサイクル自動車部品生産販売)
主要製品 自動車解体 自動車リサイクル部品 金属・古紙リサイクル