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「海洋深層水とうふ」を開発し、販路拡大に挑戦
株式会社タナカショク 平成17年
企業概要
 昭和49年に田中食品として創業。昭和56年に株式会社化し現社名に改めた。当初からイオン水(電子水)による豆腐製造に取り組み、62年には車で豆腐を製造販売する「動く豆腐工場」を開発して特許を取得するなど、常に挑戦する豆腐企業として評価されてきた。

 特に、高知県が取り組んできた海洋深層水の活用プロジェクトにもいち早く参加し、室戸海洋深層水を用いた豆腐を開発。平成9年に製造特許を出願するとともに、県内出荷を開始した。その後の深層水ブームに対応し、県外向けにデイリー食品を出荷することが難しかったなかで、物流システムを整備しつつ広域展開を行なってきた。

 この間、11年に深層水豆腐の製品・製法特許を取得、また、高知工科大学との産学連携の取り組みも進めた。こうした努力と成果が評価され、12年には第15回「高知県地場産業大賞」を、13年には「全国地場産業優秀技術、製品奨励賞」を受賞した。更に、14年には土佐のいい物おいしい物発見コンクールで「大賞」を受賞する等、豆腐というデイリー商品をベースに新商品開発を活発に進めている。

 豆腐の全国展開には課題が多く、「おいしい豆腐を全国の食卓に」とのビジョンを持ちつつも、現在は市場を関西・四国地区に求め、技術に裏付けられた、付加価値の高い商品群を生み出す食品企業として堅実に成長している。
深層水豆腐

支援内容
 平成9年に深層水豆腐を生み出してから本格的な支援が始まり、12年からは大都市圏に配置しているビジネスコーディネーターによるビジネスマッチング支援を、同年に高知工科大学の連携研究センターに入居してからは研究開発の面からも支援を行なってきた。

 また、その先進的な取り組みを支援する一環として、企業および商品の認知度を高めるため、地場産業大賞、全国地場産業賞への挑戦を支援した。

 一度全国展開を進めたものの採算面から見直し、事業戦略の再構築を行なうなかで、製品付加価値アップを図るために地域ブランド戦略のヒントを提供、併せて、工場リニューアルのための支援を行なってきた。

企業者の声
社長
田中幸彦氏
 海洋深層水豆腐を開発してから県外へ販売しようとした時にご支援をいただいたことが始まりでした。当時の弊社は県内のみの販売しかしていなかったため、県外の量販店や問屋の知識は皆無で営業のきっかけすら無く困惑していましたが、センターはいろんなアドバイスや側面からの支援をしてくださり、県外販売の成功はこのような支援があったからだと感謝しています。また、各種のコンクールや技術賞を継続して企画することで、高知県の技術力アップに貢献しブランドを造る大きな役割をされています。弊社も賞をいただくことで全国から注目されるブランド商品を造ることができました。

担当者の声
 「豆腐屋さん」でも、挑戦すれば成長企業になるという見事な事例。チャレンジ精神を持って製品開発に取り組むとともに、流通−事業戦略を描き、ニッチでもオンリーワンのこだわりを持って展開している頑張る企業の典型例です。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 田中幸彦
住所 高知県高知市布師田1761番地
電話 088-845-2451
e-mail ts@tanakashoku.co.jp
URL http://www.tanakashoku.co.jp/
従業員 62名
業種 食品製造業
主要製品 海洋深層水豆腐