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会社倒産から従業員が立ち上がり見事に再生
有限会社ソイルファーム 平成17年
企業概要
 高知県西部でユニークなノウハウを持ち、農業用育苗土の製造機械や有機物炭化装置の製造販売を行なっていた「有限会社ソイル技研」が、平成16年3月銀行取引停止になって事実上倒産し、従業員15名も解雇になった。

 当社は、同年5月、再建をリードした加用現社長を代表者として、元従業員8名で再スタートをきった新会社である。西日本では、農業用環境機器メーカーとして評価されていたこともあって、従来の得意先の応援もあり、復興のために従業員一丸となり、顧客との信頼関係回復と新規取引開拓に頑張ってきた。

 当初は、工場、建物をソイル技研から賃借していたが、再スタート後1年半足らずの17年9月に競売で落札し、自社所有に回復した。課題山積の苦しい経営環境のなか、地道な努力で営業も軌道に乗せ、やがて1億円を超える販売実績を上げ、見事に再建を成し遂げた。

 当社の農業用育苗培土製造機器と有機物炭化装置は、必要な機能だけを組み込んだ小型の装置で、農業分野で環境が強く意識されるなか、大企業も参入する分野でありながら、農産加工品の残滓処理のコンパクトな機器として評価されている。受注生産の超ニッチ分野で、全国を相手に販売している、活力がよみがえったユニーク企業である。
自然式有機物連続炭化装置
ロータリーキルン
「炭麗」
写真一覧

支援内容
 高知県西部のユニーク企業であった前身会社の事実上の倒産を受け、従業員で再建しようという動きに対応し、幡多地域中小企業支援センターのコーディネーターが、売り上げの早期回復を優先し、顧客対応、金融機関対応、再建戦略具体化など、まさに一緒になって応援してきた。

 幡多地域中小企業支援センターが廃止(平成16年度末)された後は、高知県産業振興センターでたびたび状況を聞きながら課題の相談に応じ、現在に至っている。

企業者の声
 この会社をみんなで再建したいという思いを、幡多地域支援センターの徳永さんにはわかってもらい、いろいろな相談にのってもらった。その支えがあったればこそ今があると感謝している。

担当者の声
 会社の事実上の倒産という事態を受けながら、苦しかった会社の立ち上がり時期、がんばり通した社長を始めとするスタッフの姿、今ほぼ再建を果たし、全国に販売している現状を見るとき、ただ「すごい」。こういう小さな中小企業の“プロジェクトX”が地域産業を支えているとの感慨。私たちの役割がここにあると考えさせられました。

企業基本データ
代表 代表取締役 加用勉巳
住所 高知県四万十市横瀬2478-2
電話 0880-37-2737
e-mail soil-farm@sky.quolia.com
URL http://www.soil-farm.com
従業員 10名
業種 農業用機械製造業
主要製品 育苗培土製造機器およびプラント、有機物炭化装置およびプラント