HOME > 支援情報・情報を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 戻る
独自技術の「防犯タグ」で世界マーケットに進出
株式会社三宅 平成17年
企業概要
 当社は、万引き防止セキュリティシステムで、国内シェアーのトップクラスを誇る。商品に貼った防犯ラベルをセンサーで感知する防犯システムが得意で、全国の店舗・図書館等に納入実績がある。もともと手縫い針製造の老舗だったが、値段留めの針から値札の印刷に転換。その後、値札からさらに防犯ラベルへ進出し、時代の流れを読んだ巧みな転進で成長してきた。

 当社の防犯タグの特筆すべき点は、その製造方法にある。一般的には、共振回路をアルミ箔に印刷した後、不要な部分を薬品で腐食させて溶かすエッチング処理という方法が取られている。これに対し、当社が開発した製法は、金型でアルミ箔を抜くだけであり、しかも、打ち抜いた回路を2枚張り合わせる特殊な技術も確立している。この製法によれば、製造工程を大幅に簡素化でき、廃液処理の作業も発生しないうえ、打ち抜いた後に残るアルミ箔も再利用できるので材料の無駄もない。

 その効果は、製造過程の効率化だけでなく、商品自体の感度性能も高くした。エッチング処理したタグは、水分の影響を受けやすく、タグ部分を手のひらで覆い隠すと人体の水分が影響してシステムが反応しないことがある。金型抜き加工による当社の防犯タグはこの問題をクリアし、いずれの場合でもきちんとシステムが作動する。

 この製法は針の製造で培った長年の経験から生まれたもので、現在世界約20カ国に特許申請している。こうした技術力を背景に、バーコード、データキャリア(スーパータグ)を中心とした情報媒体のシステムメーカーとして、国内はもとより、海外へもグローバルな展開を図っている。
社屋全景
 
セキュリティゲート
写真一覧

支援内容
 2003年、支援センター主催の「ひろしまベンチャー交流サロン」において、商社や金融関係者を前にビジネスプランを発表。2004年、支援センターが東京で開催した「ベンチャーひろば2004(東京)」では、自社商品の展示と企業戦略のプレゼンテーションを行なった。

 その他、事業の進展段階に応じて、商品開発から製造設備の導入、特許の申請、補助金などに関する助言や、関連先の紹介などを随時実施した。

企業者の声
代表取締役社長
三宅正光氏
 弊社がメイン業務とする印刷やセキュリティ業界はごく限られたマーケットであり、「MIYAKE」の知名度は極めて低かったが、広島県中小企業・ベンチャー総合支援センター(財団法人ひろしま産業振興機構)の支援をうけるようになってから、知名度は確実に上がった。

担当者の声
サブマネージャー
倉田東一郎氏
 今後の売上の大きな柱として期待されているのは、防犯タグ。引き続き、ICタグの利用開発、販路拡大支援を行なっていきたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役 三宅正光
住所 広島県広島市佐伯区石内上1-16-1
電話 082-941-5511
e-mail m_miyake@miyake-inc.co.jp
URL http://www.miyake-inc.co.jp
従業員 65名
業種 印刷業、セキュリティシステム製造販売業
主要製品 万引防止システム、バーコードプリンタ