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軽トラック用の簡易保冷庫で食品運送ニーズを開拓
株式会社 土居技研 平成17年
企業概要
 (株)土居技研は保冷技術のベンチャー企業である。軽トラック用の簡易保冷庫を開発し、大手の軽運送会社に納めることで事業を拡大してきた。

 当社がはじめに冷蔵技術のノウハウから事業化したのは葬儀用の遺体冷凍保存装置であった。操作が簡単で電気代が安いため、全国の葬儀会社に1,000台も売れた。

 これに注目したのが、大手の軽運送会社である。そこから当社に簡易保冷庫への技術応用の打診があり、製品化に取り組んだ。

 製品の特徴は、低価格・高機能・簡便性・環境配慮といった点にある。

 まず、保冷庫の原形は真空断熱パネルで価格は6万円と手頃である。

 次に、機能的な面ではアルミとセラミックス成分を多量に含むフィルムを使用した真空断熱構造によって外気熱を反射して保冷する。夏に5時間冷凍食品を保管しても約3度の上昇に抑えるので実用性は十分である。冷凍食品以外にも生もの、野菜、果物、惣菜、弁当など保冷が必要な食品に利用可能である。

 また、操作は至って簡単で、断熱シートの状態から一人で5〜10分もあれば組み立てと折り畳みができる。サイズは、希望の寸法でオーダーが可能であり、重さは、5〜7kgに過ぎない。軽トラックに場所を取らないシート状で積載し、保冷物を運ぶときだけ組み立てればすむ。

 さらに、これらの真空断熱材の原材料には自動車内装品の廃棄物リサイクル品を用いており、環境・リサイクルの取り組みによるゼロエミッションへの貢献に深くかかわっている

 このような商品としての高い訴求力をもとに、顧客に対して保冷コストの低減をセールスポイントに需要を開拓している。
冷凍食品の軽運送を効率化する簡易保冷庫
写真一覧

支援内容
 最初に相談を受けたのが新製品を市場化する際に必要となる特許の問題であったため、特許流通アドバイザーから適切なアドバイスを得ていくつかの特許を取得した。それを契機に特許技術の供与話も持ち込まれ、事業の幅が広がることになった。

 当社は工場をもたないファブレス企業であるため、製造の外注先探しについても支援センターにアドバイスを求め、取引あっせん制度の活用により信頼できるパートナーを得ることができた。

 また、支援センターが主催する「ひろしまベンチャー交流サロン」でも事業計画を2回発表した。この他、ニュービジネス関係の展示会にもセンターの支援を得て毎年出展しており、受注拡大の機会を拡げている。

企業者の声
代表取締役
土居洋稔氏
 土居社長は「広島県中小企業・ベンチャー総合支援センターとのお付き合いは、もう5年くらいになる。企業経営は独立独歩が理想だが、現実はそうもいかない。しばしば支援してもらい、本当に助かっている。」と話す。

担当者の声
プロジェクトマネージャー
保田紀孝氏
今後商品開発販路の拡大等必要な支援を行って行く。

企業基本データ
代表 代表取締役 土居洋稔
住所 広島市佐伯区観音台3-20-33
電話 082-921-0302
e-mail idodoi@ms6.megaegg.ne.jp
URL
従業員 1名
業種 プレハブ冷凍冷蔵庫設計施工、ドライクーラーと間伐材利用耐震パネル
主要製品