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コメを使った「くにびき稲香麺(いなかめん)」で米の消費を呼ぶ
くにびき農業協同組合 平成17年
企業概要
 JAくにびきは、島根県の県庁所在地松江市と八束郡(東出雲町)の1市1町を事業エリアとして、農業振興事業からJAバンク、共済の各事業のほか、福祉サービス事業、典礼サービス事業、旅行サービスなど、生活に係る様々なサービス事業を展開している。

 特に、高齢者に対する福祉活動を充実強化する一環として、介護相談センター、ヘルパーステーション(訪問介護)、デイサービスセンター(通所介護)施設を開設するなど、地域ニーズに密着した福祉サービスの充実を進めている。

 農業分野では、「しまね国引牛、津田カブ、黒田セリ、西条柿、牡丹」といった当地を代表する農産物を中心に全国展開を図っている。近年、地産地消の推進として、生産者が運営主体となる新しい形態の産直店舗をオープンした。さらには、スーパー等へ契約による農産物提供を行なうインショップ展開の取り組みを実施している。

 また、地域の特産品開発に取り組む中で、米離れ・米余りから米の消費拡大への一端ともなる、地元の米を原料とした麺の製造に着目、“お米から生まれたコシと香り「くにびき稲香麺(いなかめん)」シリーズ”として、ラーメン・冷やし中華・温うどん・冷うどん(各パック)を商品化し、販売を拡大している。
商品

支援内容
 当組合では、地域の特産品開発を模索していた。その中で、藤井製麺株式会社(山口県)より、「米を原料とする麺」の製法特許について紹介を受けた。コメの消費量が40年前の50%に減少している現状から、コメ離れを解消し、かつ地元産のコメを活用できる事業として、この技術の活用に興味を示した。

 そこで、しまね産業振興財団・知的所有権センター所属の特許流通アドバイザーを通じ、山口県の特許流通アドバイザーとコンタクトをとった。サンプル取寄せ、現地視察、試作トライ、試食会という段取りを踏んで、「米を原料とする麺の製造方法」という特許についてライセンス(使用権)を検討した。最終的に、特許流通アドバイザーのコーディネートのもと、特許ライセンスの契約の成立に至った。

企業者の声
くにびき農業協同組合
営農部
農業企画課
課長代理
越野浩昭氏
 不安要素を有した中で特許ライセンスを受け、新規事業として立ち上げたわけですが、その中で特許流通アドバイザーの存在はとても大きく、困難に際しても的確で力強いご指導をいただき、事業遂行上の縁の下の力持ち的役割を今日も担っていただいています。

担当者の声
島根県知的所有権センター
特許流通アドバイザー
佐野 馨氏
 特許流通の成否は、特許技術を提供するライセンサーとその技術を導入するライセンシーの想いが合致することが重要ですが、特許流通アドバイザーを信頼され、団体機関の組織一丸となった推進努力もあって、導入成約となり支援成果に繋がりました。

企業基本データ
代表 太田紀道(組合長)
住所 島根県松江市西川津町1635-1
電話 0852-55-3000
e-mail heartnet@ja-kunibiki.or.jp
URL http://www.ja-kunibiki.or.jp
従業員 444名
業種 複合サービス事業
主要製品 JAバンク、共済、農作物販売、福祉サービス