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ニューマテリアルファー設計技術および製品の開発
中野メリヤス工業株式会社 平成17年
企業概要
 昭和48年、ぬいぐるみ用パイル生地製造を目的として創業。平成2年に資本金1,000万円で法人化し、中野メリヤス工業株式会社としてスタート。その後、より使いやすい衣料用ニット生地としてフェイクファー素材を、開発・販売している。

 従来、フェイクファーは「人工毛皮」とみなされ、本物を買えない人たちのための「廉価品・代替品」としてイメージされてきた。その製造に関しても、ほとんど経験的ノウハウに依存し製品展開についても困難であった。この状況からの脱却を目指し、地域にある「糸」「染め」「仕上げ」「編み」などの業者と連携し、フェイクファー素材の展開と拡充に努めてきた。平成14年「exterial」のブランドを立ち上げ、ユーザに提供するとともに、ホームページを開設し広くアピールに努めている。

 一方、フェイクファー素材の特徴を活かした新規分野における応用も視野に入れ、「天然毛皮」では実現できない性能や意匠性に着目した、新しい素材「ニューマテリアルファー」として積極的な技術開発と展開を進めつつ現在に至っている。その他、有力なファッションブランドとの提携によるものづくりを展開するなど開発に取り組んでいる。

 こうした、フェイクファーに対する取り組みを続ける中で、様々な素材の適用を通じた実験的開発を試み、JC(ジャパンクリエーション)では、平成14年、15年度と連続受賞(入選)を果たしている。
インターテキスタイル上海2003のファッションショー
写真一覧

支援内容
 平成14,15年度「和歌山技術クラスター推進事業」の実施企業として、フェイクファーを対象として触感覚に着目し「天然」「人工」獣毛の相違に関連する要因把握を支援した。

 また、平成16年度は、産学官連携の「きのくにコンソーシアム研究会発調査事業」の実施企業として、従来のフェイクファーと差別化した質感・効果・性能を追求したニューマテリアルファーの設計技術・製品の開発を支援した。その結果、フェイクファーのリアル化に必要な天然獣毛の触感覚の数値化とフェイクファーをリアル化するためのニューマテリアルファー設計技術の開発に寄与した。

企業者の声
代表取締役
中野喜美氏
 「和歌山技術クラスター事業」を通して産学官のつながりを構築できた。また、共同研究を実施するに至り、製品の人的触感覚などを数値化することができた。

 従来は、熟練と経験の上に成り立っていた新製品の開発が数値データを利用することでより早く確実に対応できるようになり大変喜んでいる。

担当者の声
 当社からは、利用頂いた事業に対し「産学官のつながりの場・連携の推進」「小回りのきく研究支援」等と大変喜んで頂きました。また、他方からも同様の評価を聞いており、今後も継続してこのような支援事業を継続していきたい。

企業基本データ
代表 代表取締役 中野喜美
住所 和歌山県伊都郡高野口町大野436
電話 TEL.0736-43-0138 FAX.0736-42-0038
e-mail na@e-nakano.net
URL http://www.e-nakano.net
従業員 6名
業種 特殊織物・編物製造販売
主要製品 ニット製フェイクファーの製造・販売