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和食用「自動つゆダシ」マシンを開発、事業を早期立ち上げ
Sマシン株式会社 平成17年
企業概要
 塩貝社長は、前職において、ドイツの業務用コーヒーマシンを応用し、つゆ・ダシの抽出マシンを開発し、販売した。5年間の販売を通じ業界から熱い期待を受けながら、価格面・機能面でコーヒーマシンの応用の域を脱せず、大きな拡販には至らなかった。

 しかし、和食外食産業にとってダシ引き作業には、味のバラツキ、時間経過による味の劣化、作業の非効率性などの解決困難な点が多くあり、適切なマシンが完成すれば市場ニーズは必ずあるとの確信を高め、2年前(平成15年)に当社を設立してマシンの再開発に着手した。改めて業界関係者に逐次打診を重ね、今度は価格面・機能面とも多数の専門店から認められるマシンを完成した。

 本年(平成17年)5月から販売を開始しながら、アフターケアのメンテナンス体制や販売チャネルの構築など、システム全体の精度アップを進めている。生産についても大手厨房メーカーとの契約が成立し、突発的な受注に対応することも可能となった。現在は、類似品の出現に対応するため、特許取得を目指している。

 今まで業界に定着していないマシンなので、今後の販売台数がどの程度のペースで推移していくのか判断しにくいが、大手専門チェーン店からの受注も入っており、徐々に浸透しつつある。

 今後は、販売拡大を展開させながら、現在のマシンと連動するカタチで関連機器の開発を進めていく。具体的には、ダシを使用したラーメン、味噌汁等をつくる機器である。これらの当社製マシンが和食厨房内に定着し、定番機器となることが大目標である。
自動つゆマシン

支援内容
 当社の事業計画が、大阪府中小企業支援センターの事業可能性評価事業である「テイクオフ大阪21」に認定された(平成16年12月)。これは、前職時代の営業活動で掴んだ市場ニーズをもとに、自ら製品開発をし、新事業を立ち上げようとしていた社長にとって、大きな自信となった。認定後に支給された奨励金は、創業をバックアップする上で効果的に使われた。

 また、開発後直ぐに生産・販売を展開したいとの意向に呼応して、認定事業に対する支援メニューの一つである「アドバイザー派遣」を積極的に活用し、製品化(量産化)のための生産技術アドバイザー、商品価値を高めるためのデザイン・アドバイザー、更には、生産委託契約等の法務面での相談についても法務アドバイザーの助言を得るなどして、スピーディーに量産・販売体制を確立された。

 なお、全国規模での販路を目指す事業であることから、当センターのネット情報網を活用して、各種展示会や事業PRの場への紹介、推薦を行なった。企業・事業の認知度が高まっており、今後の販路拡大面・投資確保面での反応が期待できる。

企業者の声
代表取締役
塩貝淳二氏
 開発する段階で、常に即販売を意識して行動してきた自分にとって、技術面の専門的フォローは欠くべからざるものであった。技術アドバイザーの支援は非常に有難かった。

 また、資金面のアドバイスにより実現した、国民金融公庫からの融資も現在の資金繰りに大いに助かっている。

担当者の声
サブマネージャー
大場 勝氏
 このつゆダシ・マシンの開発が終わるや否や、直ぐに生産・販売を展開したスピーディーな事業展開は、塩貝社長のスピーディな判断力と行動力に加え、専門のことは専門家に聞く考え方で、アドバイザーをフルに活用されたことが有効であったと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役 塩貝淳二
住所 大阪府大阪市此花区島屋4丁目2番7号 島屋ビジネス・インキュベータ101
電話 06-4804-8777
e-mail smc@wine.ocn.ne.jp
URL
従業員 1名
業種 厨房機器製造販売業
主要製品 つゆダシ抽出マシン

提携に関する情報
生産:大手電機厨房メーカー
販売:食材メーカー各社
設置:メンテナンス会社