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〜燃えない木材ができました〜 不燃木材“エフネン61S”を開発
株式会社ヨコタニ 平成17年
企業概要
 当社は、昭和24年に、初代代表横谷政治氏が当地にて銘木屋として創業。現在は、「銘木から不燃木材まで」をコンセプトに、銘木、建材以外に不燃木材を開発・販売している。

 不燃木材の開発は、平成7年に起こった阪神淡路大震災で、木造住宅の火災の惨状を見たことがきっかけとなた。木材業界に携わるものの使命だと考え、奈良県森林技術センター、独立行政法人産業技術総合研究所中部センターの協力を得て、産学官連携による研究開発を進め、平成16年夏に国土交通大臣の不燃材料認定を取得した。

 国内主要3樹種(スギ・ヒノキ・マツ)での認定であり、積層化および塗膜付きについても国内初の認定となり、国内最薄(12mm)でありながら、変形・伸縮の殆んどない優れた寸法安定性などの面で他社の追随を許さず、銘木屋ならではの木肌の美しさは特筆すべきものと言える。

 現在の建築基準法では、「燃える」ということを理由に公共施設や高層建築物などでの木材の使用を著しく制限しているが、不燃木材の出現により防火地域でも安心・安全に住める木造住宅の建築が可能となる。これを契機に、木材の良さをお客様に見直してもらい、低迷する木材業界全体の起爆剤となればと期待している。
不燃木材の燃焼試験の様子

支援内容
 (1)奈良県実用化・製品化研究開発調査事業
本事業は、奈良県の重点研究開発分野として位置づけている「ライフサイエンス」「環境」「ものづくり」「IT」関連分野における新産業創出を図るため、県内の産業界・大学・試験研究機関等が連携して調査研究グループを構成し、本県経済の活性化に質する新製品・新技術の実用化・製品化に関する実現可能性について調査研究することを目的としている。この制度にもとづき、当社が進めている木材の不燃処理に関する調査研究を、公設試験研究機関との共同グループに委託した。

 (2)中小企業総合展
国土交通大臣よりの不燃材料認定を受け、不燃木材“エフネン61S”をメインとする自社製品を出展PRすることで、販路開拓を支援した。

企業者の声
代表取締役
横谷 昭氏
 奈良県森林技術センター並びに独立行政法人産業技術総合研究所中部センターの技術協力、および、奈良県中小企業支援センターの「奈良県実用化・製品化研究開発調査事業」などのバックアップを受け、この研究開発が成功したことに感謝しています。

担当者の声
 当社は、現在、不燃木材をきっかけに、低迷している内地材市場の活性化に向け努力しています。

 将来的にはあらゆる種類の木材の不燃化を目指されており、当支援センターとしてもできる限りバックアップしていきます。

企業基本データ
代表 代表取締役 横谷 昭
住所 奈良県桜井市大字桜井125-5
電話 0744-42-2784
e-mail meimoku@nifty.com
URL http://homepage3.nifty.com/meimoku/
従業員 5名
業種 建材販売業
主要製品 銘木、不燃木材、建材、銘木家具

提携に関する情報
 安心かつ安全な不燃木材“エフネン61S”は、ノンホルムアルデヒドで☆☆☆☆(4つ星)相当品です(奈良県森林技術センター調べ)。

 また、ガス有毒性試験にも合格しており、燃焼時のガスについても安全であることが確認されています(財団法人日本建築総合試験所調べ)。