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麻素材を活かした和雑貨ブランドを創設し、新市場開拓を図る
株式会社中川政七商店 平成17年
企業概要
 当社は、1818年(文政元年)の創業より奈良晒と呼ばれる高級麻織物を扱ってきた。かつて当社の作品はパリ万国博覧会の出展品に選ばれるなど品質を高く評価され、その伝統工芸「奈良晒」を現代に継承している。

 現在は、二つの事業を柱に営業を行なう。一つは伝統的「茶の湯」道具の製造・卸。奈良晒をベースにした茶道具は、伝統を重んじる茶の湯の世界で信頼されている。もう一本の柱が、麻素材を活用した雑貨の製造・卸・小売。“伝統美と現代の融合”をコンセプトに、麻を活用した「いま」のライフスタイルに合う新生活雑貨を、企画から製造・小売まで一貫して行なっている。

 自社ブランド「遊中川」を立ち上げ、麻を使った和雑貨の製造をはじめたのが今から20年ほど前。当時は、日常的に利用できる小物和雑貨という市場自体ほとんど存在していなかったが、「遊中川」の魅力が行き渡るにつれ市場が急成長している。

 今では、「遊中川」を店舗名にして、和雑貨の小売業としては最大の14店舗を出店。本店である奈良町をはじめ、有名百貨店を含めて東京、大阪など全国に展開している。最近、コンセプトの異なる「粋更」ブランドも立ち上げ、さらなる市場開拓を図っている。

 一方、インターネットショップ「遊NAKAGAWA」にも取り組み、「麻織物(奈良晒)の老舗がプロデュースする和の小物たち」として、ショルダー・ポーチ・ストラップ・手ぬぐい・風呂敷などを扱い、リビング用品・ギフト用品関連サイトとのリンク(連携)をもちながら運営するなど、常に新しい展開に挑戦している。
紗のジョイントパーテーション

支援内容
 小売店舗の急拡大に伴い、社内の業務システムの整備が追いつかず、業務処理の過程でかなりのロスが発生している点が課題となったことから、その解決のために専門家派遣事業を活用した。

 当支援センターのIT(情報技術)分野の登録専門家を派遣し、[1]業務処理の標準化・効率化と、[2]商品管理体制の確立の、喫緊の2点を柱とする業務システムの確立についてアドバイスした。業務全体のフローを再確認し、ムリ・ムダを洗い出し、効率化具体策を練り、当社の実態にあった業務システムの再構築を支援した。

企業者の声
常務取締役
中川 淳氏
 私自身は富士通におりましたので、システム構築にはある程度の知識がありましたが、業務経験がありませんでした。その部分を専門家の方に補っていただくことで完成度の高い業務システム開発に取り組めました。

担当者の声
 業務システムの整備が緊急の課題であるとの常務の悩みをお聞きし、ITコーディネーターの資格を有する専門家を選定して派遣しました。これから一層の伸びが期待できる企業なので、良いタイミングで支援できたと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 中川巌雄
住所 奈良県奈良市池田町203-4
電話 0742-61-6677
e-mail nakagawa@yu-nakagawa.co.jp
URL http://www.yu-nakagawa.co.jp/
従業員 50名
業種 茶道具・和雑貨製造業
主要製品 茶道具一式、麻を利用した雑貨・インテリア(バッグ・テーブルウェア・タペストリー・のれん等)