HOME > 支援情報・情報を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 戻る
日常生活からヒントを得て念願の自社製品開発に取り組む!
有限会社内田撚糸 平成17年
企業概要
 当社は昭和54年に設立した。農業と林業に従事していた先代が、もう一つの事業を何か手掛けたいとの思いで撚糸加工を始めた。そして、自然の流れで私自身も6年間のサラリーマン生活を辞め、昭和61年に入社し、現在に至っている。主な製品は衣料用のポリエステル、ナイロンといった長繊維の撚糸加工を行っている。材料の支給を受け、撚糸加工を行って納品し、加工賃をいただくというスタイルである。以前は、取引先などから、このような製品ができないかといったアイデア・要望が寄せられ、それに伴い設備投資や設備の改造を行い、求めに応えることでそれなりに順調であったが、平成14年に入ってそのような要望も無くなり、仕事量も落ち込んだことがきっかけで、何か自社で考えていかなくては生き残れないと考えた。ただ、衣料の分野では大手企業や商社にはかなわないので、今後伸びていく非衣料分野での活用を考えた。

 そんなとき、知人に雪道が苦手な関西出身の方がいて、この方が当社に来たときに、滑りにくいからと靴にハンカチを巻いて歩いていたのを見て、普通の靴に巻き付ける“すべりとめ”を思いついた。また、糸1本でも滑りにくくする加工法があり、その機械が当社にあったため、自社の技術を活かした商品が作れるのではと考えた。当初は、雪に慣れていない都会の人をターゲットと考えていたが、商品を開発していく段階で、北海道へ行ったとき、ゴム製の同様の製品が売られている現実を知り、また、実験の結果これら製品よりも摩擦係数が高いことも分かったことで、雪国の人にも利用してもらえると思っている。

 一番のネックは販売である。これまで、大企業の系列で仕事が入ってきていたため、こちらから販売するという経験がほとんどなく、なかなか難しい。また、商品の縫製もネックである。縫製業は中国など海外へシフトしているため、国内で縫製を依頼すると、結構コストが高くなる。実際、商品コストのかなりの部分を占めている。

 今後の抱負は、当社の基本となる撚糸加工はしっかりやっていきながら、自社の持つ技術を活かした新たな商品を次々と考えていきたいと思っている。また、自社製品が成功することで、本来の撚糸加工のほうも再評価されるのではないかと考えている。
「スノー・スリップ・ガード」
(ブルー)
写真一覧

支援内容
 既存の事業領域である撚糸加工の受注が減少傾向にあり、経営の安定化を考える中で、自社商品開発による下請取引依存度の低減に向けた経営革新計画の立案に際し、ビジネスプランの作成を支援した。

企業者の声
代表取締役
内田一朗氏
 産業支援センター主催の経営革新セミナーに参加し、ビジネスプランの作成について、アドバイスをいただきました。又支援センターの支援制度を利用し、デザイナー、コンサルタントの方を紹介していただき、商品開発の進め方や、販売などの知識が得られました。

担当者の声
 商品デザイン、経営革新計画作成など新商品開発・販売を全般にお手伝いさせていただきました。優れた技術を、如何にして“売れる”商品に仕上げるか、多くの中小企業が持つテーマであり、私たちにとっても勉強になるものでした。この経験で得たノウハウを多くの企業さんに役立てていきたいです。

企業基本データ
代表 内田一朗
住所 福井県足羽郡美山町神当部17-7
電話 0779-73-2052
e-mail info@uchidanenshi.com
URL http://uchidanenshi.com
従業員 4名
業種 繊維業
主要製品 撚糸加工

提携に関する情報
 販売店募集