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独創性ある技術を基に更なる技術開発に挑む
中善工業株式会社 平成17年
企業概要
 当社は自社製品である天井クレーンの製造ノウハウを基本に、オーダークレーンの多様化及び各種搬送機器の開発を行うとともに、トレーラーフレーム、バスフレーム等の量産品を製造している企業である。

 近年、クレーンの機能はめまぐるしく進化しており、基本的な構造がリベット留めのトラス構造から 溶接ボックス構造に変わり、操作方法も運転台付からペンダント方式、無線方式と変化、また、速度制御もインバーター制御が主流になるなど大きく変化している。

 当社はこうした進化に対応するとともに、品質、納期管理の方法、最短の組付け方法、溶接技術の管理方法、特殊冶具の社内製作、加熱処理による歪み補正技術等、他社には真似のできない大型製缶品を少量、大量にかかわらず受注し、顧客ニーズに応えている。

 また、平成15年にはレーザー加工機の導入と工場レイアウトの変更によりコスト削減を実施し、売上高、経常利益とも向上した。

 当社の強みは付加価値の高いワーク形状の大きいものを精度高く、短納期、ローコストで製造加工するところにある。ワーク形状の大きいものは輸送コストが大きく、海外生産のメリットが少ないことから、国内生産から海外生産に切り替わることのない分野として今後さらに充実・拡大を図りたいとしている。

 当社の次の挑戦は「天井クレーン」に続く自社製品の開発である。その前段階として、この度、IT化を活用した管理システムの開発によりフレキシブルな生産体制と信頼度の高い供給体制を構築し、特定企業依存・受身型の経営から提案型経営への変革をテーマに経営革新法の承認を得たところである。
工場内

支援内容
 レーザー加工機の導入については当機構の設備貸与制度の活用であった。業績に比して設備投資の額が大きい状況ではあったが、事業計画を丹念に積み上げ、投資の必要性が充分あること、業績改善に繋がるものと判断して支援した。

 この導入は当社の財務体質を改善し、強固にする最初の一歩となった。4億半ばで頭打ちの売上高が8億円に迫り、経常利益も比較にならないほど飛躍した。レーザー切断機の導入により切断工程を内製化し、高騰する鋼材を自己調達から有償支給に切り替えるきっかけとなった。また、この導入に伴う工場レイアウトの改善、賃金体制の見直しなどをアドバイスする専門家派遣制度により支援したものである。

企業者の声
代表取締役社長
中川達也氏
 利用の際の審査の段階は、非常にハードルが高い支援制度だと感じました。しかし、担当していただいた方が懇切丁寧に指導され、熱心に当社の案件に取り組んでいただき、この支援制度を活用することができたと思っています。

担当者の声
 社長の会社を変えていこうという熱意の表れから、ここ数年の躍進にはめざましいものがある。設備貸与での支援と専門家派遣を行ったが、今後の事業展開に向け、経営革新の承認申請など多角的に対応していきたいと思っている。環境の変化に素早く対応する経営手腕は確実に効果が上がっているようで、大いに期待するところである。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 中川達也
住所 富山県富山市小黒2048番地
電話 076-468-2529
e-mail ntatu@quartz.con.ne.jp
URL http://www.chuzen.com
従業員 34名
業種 金属製品製造業
主要製品 トレーラーフレーム
バスフレーム
天井クレーン(自社製品)液晶ガラス搬送装置
建設機械部品
電車台車部品