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総合建設業のみならず、天然植物「ステビア」を活用した環境ビジネスにも取り組んでいます!
株式会社山本コーポレーション 平成17年
企業概要
 当社は、真珠の養殖で有名な志摩半島英虞(あご)湾に囲まれた志摩市にある。昭和33年に株式会社山本工務店として設立され、土木建設工事を中心に事業を営んできたが、公共事業予算の削減等の影響もあり、本業だけでは厳しい状況にある。

 3代目にあたる現社長は、新規事業や新分野進出の必要性を痛感し、将来の方向性を模索しているうちに、「ステビア」という南米パラグアイ原産のキク科の多年生植物に出会った。ステビアは天然甘味料として広く利用されているが、茎に酸化を防ぐ作用があり、肥料としての効用も大きいことに着目した当社は、下水汚泥に牛ふんとステビアを加えて堆肥化するアイデアを思い立つ。平成13年に関連会社を設立し、一般消費者向けにステビア入り入浴剤などのネット販売を開始する一方、生ゴミなど有機廃棄物を堆肥としてリサイクルするコンテナの開発に成功した。このコンテナの中では、ステビアが微生物の活動を促進させ、有機廃棄物が2ヶ月も経たないうちに堆肥に変わる。

 ステビアを核とした一連の取り組みを強化していくという思いを込め、平成16年に社名から工務店の文字をはずし、現社名に変更したが、これは当社の環境ビジネス進出への意気込みを示すものである。

 現在は、地元の自治体から下水汚泥処理の委託を受ける一方、引き取った下水汚泥に牛ふんをまぜてステビア堆肥にリサイクルし、さらには地元スーパーと連携してリサイクルされたステビア堆肥で栽培されたステビア農作物を販売する計画を進めている。
有機廃棄物処理コンテナの全体像
写真一覧

支援内容
 最初は、専門家派遣制度を利用し、新しいビジネスモデルの考え方などについて、助言・指導を繰り返してきた。平成16年度にはじまった「新商品・新技術開発支援事業補助金」に応募され、採択となってからは、随時、当社の研究開発の進捗状況に応じた支援を行ってきた。研究開発終了後の展開については、特に販路開拓について支援を強化している。

 具体的には、県ともタイアップしながら、大手商社の営業マンに講師になってもらい、販路開拓に関するセミナーを企画し、当社にも参加してもらった。その後、商社とのビジネスマッチングにも参加するよう促し、営業マンの前でプレゼンテーションをしてもらった。これは自社製品を販売のプロである商社の営業マンの前で説明し、理解してもらえることを狙いとした企画である。その結果、大手商社と共同で販路開拓に取り組んでもらっている。

 一方、当社はステビア肥料を使った各種実験なども計画しているが、支援センターを通じて、大学等高等教育機関や公設試験研究機関などの紹介についても、適宜行っている。

企業者の声
代表取締役社長
山本清春氏
 補助金の応募に関しては、申請書の書き方について多数のアドバイスをいただきました。販路開拓に関しては、わからないことが多い中、県ともあわせ、支援センターにはいろいろな機会・情報を提供していただき、大変感謝しています。

担当者の声
技術支援チーム主査
岩崎雄也氏
 補助金の採択となってから、開発のスピードや内容が把握でき、支援の方向性がより明確になったと思います。今後は大手商社の販路開拓のプロセスも参考に、自社の営業スタイルを確立していただければと考えています。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 山本清春
住所 三重県志摩市浜島町浜島2941-1
電話 0599-53-0528
e-mail ymksilk@theia.ocn.ne.jp
URL http://www.ym-style.com
従業員 17名
業種 総合建設業、産業廃棄物中間処理業
主要製品 住宅等の設計施工、有機廃棄物リサイクルユニットの開発

提携に関する情報
 下水汚泥・食品汚泥処理ならびに食品廃棄物抑制に関心のある自治体、建設業者などの事業者をご紹介ください。

 関連会社HP http://www.silkstevia.co.jp