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基本から見直し、黒字体質に転換、経営を安定化!
株式会社ラックスクエア 平成17年
企業概要
 平成10年9月、当時32歳の岩月社長が、イベント向け人材派遣のため設立。第4期(14年10月期)までは、売上高も年間1千万円程度の平均した伸びであったが、第5期(15年度)に入り、急激な需要増加で売上も倍の伸びを示し、一方で短期的な資金ショートが発生した。この業界での慣例として、派遣要員の人件費は売上代金の回収よりも先行して支払が発生するためである。

 その時の当社の財務内容は収支トントンで、資金繰りという観念も薄く、所謂その日暮しの経営であった。経理処理も遅く、月次の決算も全く把握できない状態であった。とにかく、赤字体質から黒字体質へ如何に脱却するかが当社の緊急課題であった。

 そこで、まずはきちんとした事業計画書をつくること、その為に、販売戦略の建て直しと、季節変動を織り込んだ売上予想を中心にして、月次の収支と資金繰りが判る計画書を策定することに取り組んだ。銀行からの借入れ条件を良くするためにも、計画と実績を管理しながら経営内容を良くすることを念頭に置いた経営をすることに努めた。

 そして、第6期(16年度)には、売上高も1億円にあと僅か、経常利益率も4%と、安定した経営体質へと変革を遂げた。最近は、かつて融資を貸し渋っていた銀行も、黒字体質になったことで融資を申し出るまでに成長してきた。愛知万博(愛地球博)の影響で売上も安定したこともあって、第7期(17年度)には、売上高も前年度の倍の2億円を超える勢いになった。

 現在は、万博後の売上の減少が懸念される中、健全経営を続けるため、イベントの派遣だけでなく、新規分野への派遣事業に向けた取り組みを進めている。

支援内容
 当社への支援は、急成長で売上増加ながら資金繰りが苦しくなり、資金調達の方法を求めて相談に来られたことに始まる。

 (財)愛知県中小企業振興公社中小企業支援センターのプロジェクトマネージャーおよびサブマネージャー(経営・金融担当)による、経営全般にわたる一貫した支援によって、資金繰りの安定化をベースに健全経営の構築に成功したことは、支援する立場として大変喜ばしい限りである。

 その間、毎月支援センターへの報告を求め、併せて、33回もの相談対応を実施し、その都度、ケーススタディ方式で社長ならびに専務に指導するなど、プロジェクトマネージャーおよびサブマネージャーによる直接指導を行ない、改めて経営の基本を身に付けてもらうことに努めた。

 今後も継続的な支援は必要であるが、愛知万博後の売上減少が懸念される中、健全経営に向けた新規分野への派遣事業を求める検討の中に入って、さらに密なる支援を続けて行きたい。

企業者の声
代表取締役
岩月元重氏
 本当に経営に関して素人だった当社を熱心にご支援・ご指導をいただき、心から感謝いたしております。夢や目標ということも、とても大切ですが、それだけでは決していけないし、きちんと経営という観念を持たなければいけないと言うことを、時には親のように親身になって教えていただけたと思っております。このような出会いをいただけたことに、心から感謝と御礼を申し上げます。

担当者の声
プロジェクトマネージャー
神部康雄氏
 若い経営者を育てようとする我々の強い姿勢と、素直に諸々のアドバイスを熱心に受け入れて会社を良くしていこうという前向きな若い経営者の態度とが融合し、このようにどんどん良い方向に向かっていることは、支援する立場としては大変うれしいことです。

企業基本データ
代表 代表取締役 岩月元重
住所 愛知県名古屋市東区代官町17-20 岩月ビル1F
電話 052-931-3990
e-mail iwatsuki@luck-square.co.jp
URL http://www.luck-square.co.jp
従業員 5名(含.役員2名、契約派遣要員:月200名程度)
業種 トータルアウトソーシング業
主要製品 総合人材派遣サービス・各種業務コンサルティング