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燃料電池の開発を支える評価装置の“高性能&コンパクト”化を実現
フューチャープロセスマネジメント株式会社 平成17年
企業概要
 加藤社長は、以前に所属した企業で自動計測制御・分析試験評価等の技術力を磨き、平成16年に独立して、先端技術(フューチャー)で流量・温度・圧力を制御(プロセス)する人(マネジメント)を目指し、新会社を設立した。自動車がすっぽり入る種々の環境試験装置の製造と共に、燃料電池評価装置の開発製造に注力している。

 社長は、「当社の燃料電池評価装置は、性能は勿論のこと、コンパクトであることが第一のセールスポイント」と強調する。技術を知り抜いてきた自信のある顔が、きりっと締まる瞬間である。燃料電池は、環境にやさしい新動力源として、早期の実用化に向け研究開発がしのぎを削って進められているが、課題はまだまだ多い。

 例えば、電解膜、集電電極、触媒、セパレーター(隔離板)、それらを組み合わせたスタックなど、構成要素の性能改良とコスト低減。さらに、装置システムに流れる水量、温度、湿度、露点変化、水素・空気流量など、多くの制御量の最適化。それも自動車用ともなると、急加速、減速、定常、アイドルなど、あらゆる出力変動条件下での最適制御が必要となり、膨大な実験が必要となる。当然、評価装置の必要台数が増すため、益々高性能でよりコンパクトな装置が要求される所以である。

 このように市場の拡大が予想される試験評価装置の分野で、製造・販売からメンテナンス業務まで、当社の優位性が認められる技術を活かした成長が期待される。
燃料電池の評価装置

支援内容
 平成16年5月、(財)愛知県中小企業振興公社が新規性のある事業プランの評価・支援を行なう「事業可能性評価制度」に、会社設立後間もない当社より「燃料電池集合体評価試験装置の安定化と小型装置の商品化」が申請され、事前調査と委員会審査の結果、技術力と商品性および将来性が高く評価され、A評価として公表することができた。

 その後、販路拡大の努力が進められているが、現在、平成17年度からスタートする、他社との連携体を構築する事業(フォーメーション事業)等を補助する「新連携」支援の候補として、早期の認定をめざしてブラッシュアップが進められている。

企業者の声
代表取締役社長
加藤秀治氏
 新規に小企業を設立したメーカーは、大企業からの採用に関して非常にハードルが高く、性能・コスト・納期に絶対的な自信があっても納入実績がなく、それがファイナンスに際しても条件に加味され大変ですが、企業評価をうけたことによってプラスに作用した実績は早くもあらわれ、外国の自動車メーカーにフルスタック評価装置を納入し、その実績評価でさらに5kW評価装置の納入も完了し、国内メーカーも前向きな姿勢に変化しつつあります。

担当者の声
サブマネージャー
藤本正男氏
 当社の製品は自動制御を特徴とする機器装置であり、その作動は非常に精密です。(財)愛知県中小企業振興公社における事業可能性評価では、製品の必要性は明白であるので、技術力の高さと製品の完成度に注目しました。エンジニアリング企業として益々の成長を期待しています。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 加藤秀治
住所 愛知県東郷町兵庫4丁目5-11
電話 0561-73-7775
e-mail kato-fpm@titan.ocn.ne.jp
URL http://www.fpm.ecnet.jp
従業員 12名
業種 自動制御装置・精密機器製造業
主要製品 燃料電池開発用評価装置、自動車開発用試験装置

提携に関する情報
 豊田通商は従来カナダのグリーライト社と販売代理契約をしてましたが、自主的に今年度で契約を破棄して来年度は弊社と契約の申し入れがあり、これにより国内自動車メーカーへの販売が加速する見込みです。