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未加硫ゴムのマテリアルリサイクル事業で新商品の開発
株式会社INBプランニング 平成17年
企業概要
 外資系石油会社から脱サラし、リサイクル事業に転身した稲葉氏は平成12年に当社を設立した。

 製品開発のきっかけは、ゴム製造会社が未加硫廃ゴムの処分に非常に困っている状況に着目し、平成15年1月に経営革新計画の承認を受け、未加硫ゴムのマテリアルリサイクルという新規事業をスタートさせた。

 稲葉社長はここに大手企業が手を出さないニッチな市場があると捉え、廃棄物ではない再資源化手法を開発した。

 そこで、日本国内で市場を独占している輸入酪農用牛床マットに目をつけ、輸入品の価格と対抗するには、国内で調達した未加硫廃ゴムを原料としたマテリアルリサイクルしかないという信念で開発に取り組み成功した。

 そして、超寿命牛床ゴムマットを完成するや順次牛ベット形状で多種多様の用途開発を展開した。

 さらに現場の利便性や安全性の向上を目指した硬質ゴム製マルチマット及び安全で環境に優しい歩道路面の仮復旧用マットは国交省ホームページNETISにも登録。その後も、木材の代替としてのラバー角や歩道用大型ゴムポール、地下ケーブルの保護ゴム板などと次々と開発を展開している。

 この事業は(財)愛知県中小企業振興公社の事業可能性評価委員会で見事、平成16年度に「A評価」を獲得した。
ゴム製角材
「ラバー角」
写真一覧

支援内容
 平成16年度の事業可能性評価のためのビジネスプランに応募し、事業可能性委員会から「A評価」を得た。その後、新規に原料の混錬工程の製造委託を長期受注するために合理化・増産設備を導入。その調達資金の一部について(財)愛知県中小企業振興公社の設備資金貸付制度の融資を受けるべく支援した。

 また、愛知県環境部の推挙により、平成17年度の「エコタウン事業」に経済産業省から承認された。

 現在は当支援センターの推薦で新たに「新連携」の評価を中小機構に依頼中である。

 以上、これら全てが「A評価」を受けたことによる波及効果となっている。

企業者の声
代表取締役
稲葉芳久氏
 当社の未加硫ゴムのマテリアルリサイクル事業を新規に立ち上げるには、多くの設備資金や運転資金が必要でした。

 また、事業化には技術開発と社会的認知に多くの時間を要し、経営者として悶々としていた時期に支援センターさんの主催したビジネスプランに応募しました。事業可能性委員会の方々から高い客観的評価を受けたことは、当事業のその後に大きな自信となり、またこれを機会に業界にない人脈が広がりました。この「A評価」の社会的認知度が更に上がっていく事を期待します。

担当者の声
プロジェクトマネージャー
神部康雄氏
 稲葉社長の未加硫廃ゴムのマテリアルリサイクル事業への打ち込みは非常に情熱的で、正にベンチャー企業の創業者に相応しい人物である。事業可能性評価委員会での高い評価を得たのも、経営者としての、この事業への意気込みや経営姿勢に各委員が高い評価をしたものといえる。

 その後も、社長の活動は止まることなく精力的で、用途開発はどんどん進んでいる。新しいプロジェクトへの取り組みも前向きで、そのスピーディーな決断力と行動力には感心している。

企業基本データ
代表 代表取締役 稲葉芳久
住所 愛知県大府市北崎町駒場56番地の3
電話 0562-45-6966
e-mail toiawase@inbplan.co.jp
URL http://www.inbplan.co.jp/
従業員 13名(パート3名含む)
業種 製造業(未加硫ゴムのマテリアルリサイクルと廃タイヤのサーマルマテリアル)
主要製品 ゴムを原料とした自社開発商品の製造・販売