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加工技術を活かしたオリジナル製品で、脱下請けを目指して未来を拓く!
株式会社山梨光学 平成17年
企業概要
 レンズ・プリズム加工業として昭和29年に創業。以後、水晶振動子・磁気ヘッド加工に製造分野を展開し、平成元年には宮崎県都城市に工場進出するなど、業容の拡大を図ってきた。現在は、セラミックやガラス材料など各種特殊素材の超精細加工、および、光通信用モジュール・チップ部品の製造を主に行なっている。コンピューター、光通信機器、情報機器、医療機器など広い分野に用いられており、その技術と実績は、国内はもとより諸外国においても高い評価を受けている。

 現在、大手メーカーの海外生産移転や発注単価の引き下げなど、当社を取り巻く環境は厳しい状況にある。このような中、「自主自立」をモットーに下請け企業からの脱却を図るため、付加価値の高い自社オリジナル製品の研究・開発を進めてきた。その結果、「脆性材料の稜線研削装置」(C面取り装置)の開発・試作に成功した。同製品は従来製品と比較し「生産性3倍」「消耗工具10分の1」「不良率10分の1」という優れた性能を有している。

 永年の加工経験・技術を活かして開発したこのオリジナル製品を、初の自社ブランド製品として更なる改良を進めて市場価値を高め、経営の柱として確立するよう取り組んでいる。
自動C面研削装置
写真一覧

支援内容
 当社が開発に取り組んでいた「精密切断(ダイシング)工程における加工損傷発生抑制法」について、平成16年度事業可能性評価委員会において評価を行なった。その後、同技術を応用して研究開発を進めた「自動C面研削装置」(脆性材料の稜線研削装置)の特許取得について、専門家派遣事業により弁理士を派遣し支援した。

 また、中小企業経営革新支援法(現、中小企業新事業活動促進法)にもとづく承認の支援を行なったほか、ビジネスアドバイザー制度により経営士を派遣し、販路開拓ならびに経営面強化に係わる支援を行なった。併せて、中小企業総合展などの展示会への出展に係わる支援を行なっている。

企業者の声
代表取締役
生野 昭氏
 これまで、公的機関の支援制度は、敷居が高く感じられたほか事務も煩雑であり、敬遠する傾向にあった。しかし、実際に各種制度を利用したところ、第三者から各種アドバイスを受けることができたほか、情報収集にも役立った。そして、なによりも公的制度を利用することで積極的に事業に取り組む姿勢が生まれ、プロジェクト遂行の原動力となるとともに事業展開に幅が生まれた。

担当者の声
 当社は、脱下請けを図るため、自社オリジナル製品の開発を積極的に進めてきました。ものづくりに専念してきた企業だけに、営業面の強化が当社の課題であり、当センターが行なった販路開拓面での支援は有益であったようです。

企業基本データ
代表 代表取締役 生野 昭
住所 山梨県甲府市住吉3-18-8
電話 055-235-1385
e-mail aikuno@dream.com
URL http://www.yamanashi-kougaku.co.jp
従業員 41名
業種 精密機器製造加工業
主要製品 光通信部品加工、セラミック精密加工、自動C面研削装置製造・販売