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たゆまぬ研究開発が次々に生む新たな化粧品で「世界初」を目指す
株式会社美商堂 平成17年
企業概要
 2001年8月に「新規美白成分」の開発に着手し、翌02年8月に有限会社エヌ・ピージャパンを設立する。その後、03年6月に化粧品製造業の認可を取得し、同年10月に株式会社エヌ・ピーに組織を変更し、現在に至っている。

 当社が着目した美白成分は「ハイドロキノン」と呼ばれるもので、従来皮膚科や美容外科で院内製剤として使用されているが、短時間で美白作用が消失してしまうことから、市販の化粧品としての応用が困難であった。この難問に新潟薬科大学等と連携し研究開発した結果、界面活性剤との結晶体にすることで本来の効用を維持しつつ不安定さを改善した、新処方“SHQ-1”の創成に成功した。これにより、生産・供給の安定化が大きく前進し、現在、この成分を配合した美白化粧品は地元ドラックストア、県内外の皮膚科クリニック等において販売されている。

 今般、新たな製品として、赤ワインの澱(おり)から「世界初の美容液」“ルンズスティルワインエッセンス”の開発にも成功し、夏以降の本格販売を予定している。国内での展示会への出展採用を皮切りに、JETRO(日本貿易振興機構)の協力を得て、2005年4月フランス開催の「Bio Square 2005」および同年6月アメリカ開催の「BIO 2005」への出展も実現した。また、フランスのリヨンにおいて、R&D(研究開発)を業務主体とした現地法人「ラボラトワールNP」を設立した。このように、世界市場を視野に入れた取り組みも着実に進んでいる。
ハイドロポイントクリーム
for night
写真一覧

支援内容
 創業当初より、「ハイドロキノン」を皮膚の美白成分として研究開発・商品化することを目的に、新潟県中小企業振興公社(現にいがた産業創造機構)の「事業可能性評価委員会」(FS事業)に採択されるなど、当機構のコーディネーターがその事業化に関わって継続的な支援を行なった。

 その後、「赤ワイン澱配合化粧品」の開発に成功し、2004年にはそれに伴う試作品開発が「わざづくり支援補助事業」にも採択された。この研究開発と並行して、当社と日本ベンチャーキャピタル株式会社が共同で事業計画を作成、事業・製品および経営者の資質について高い評価を獲得、ベンチャー企業向け投資ファンド「新潟産業創造ファンド一号投資事業有限責任組合」(運営者:日本ベンチャーキャピタル株式会社)の投資先として採択され、40百万円の投資を得ている。今後は、この資金を活用し、研究開発の促進、生産設備の増強等により、企業基盤の強化を更に進めて一層発展するよう期待される。

企業者の声
 当社は一品一品、安全で安心してご使用いただける商品づくりを基本に、企画・開発・製造・販売に日々挑戦して参りました。その節目節目で支援センターの事業を活用し、またメンター・コーディネーター等からの支援をいただくことによって、現在の結果を得ることができました。今後も「化粧品」の世界における「パイオニア」として新しい化粧品開発に挑戦し続けます。

担当者の声
 商品化が難しいと言われていた「ハイドロキノン」の安定化に成功した点と、ワインの澱製品については世界初であり、ワインの健康イメージとも相まって販売の拡大が期待できます。加えて、新潟県において、消費者向け製品の分野では貴重な研究開発型のベンチャー企業であり、事業の拡大によって雇用創出が図られることにもなり、新産業としての発展が期待されます。

企業基本データ
代表 代表取締役 中村孝男
住所 新潟県新潟市山二ツ4-14-23(平成25年変更:東京都江戸川区南篠崎町3丁目)
電話 025-287-3107(平成25年変更:03-6638-9538)
e-mail t.nakamura.np@gmail.com
URL http://www.bisho-do.com/
従業員 12名
業種 化粧品製造販売業
主要製品 美白成分「ハイドロキノン」配合化粧品、赤ワイン澱成分配合化粧品