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〜よみがえるモノクロ銀塩写真〜
写真は歴史の真実を伝える“文化遺産”
株式会社リボテック 平成17年
企業概要
 当社の“写真修復職人”によって確立された化学処理技法が、古びてしまった白黒銀塩写真(ゼラチンシルバー法)のネガフィルム・ガラス乾板・印画プリントを、見事に原状に再生修復する。時間と共に色褪せた思い出を鮮やかに甦らせると共に、その写真に映されている当時の情報を、正確でわかりやすい、価値あるものとして、再び世に送り出す。

 この再生方法は、デジタル処理とは異なり、硫黄化合物などで化学変化した白黒写真の不要な化学物質を洗い流したうえで、本来持っているデータ(銀の粒子)に再び光を当てて現像処理を行なうことにより、撮影当時の良好な画像が鮮やかに甦るという世界唯一の画期的な技術である。「経年変化した白黒写真修復法」として、特許を取得している(平成15年7月)。

 その特許技法と高度な専門技術は、歴史的資料や美術作品にも対応できるものであり、もはや見ることができないと思われていた貴重な写真を再生させ、美術館などで多くの方々に見ていただいている。修復の様子は、NHK「思い出工房」やTBS「夢の扉」で放映され、大きな感動を呼び評判を高めた。

 このように、当社の修復再生技術は、新しい思い出をうみだし、歴史的発見を可能にしている。また、化学処理後の耐久性が増すことから、オリジナルの美しさを取り戻した写真は、貴重な歴史の記録としての価値を永く保ち、アーカイブ(記録保存)のうえからも注目されている。
写真の再生
拡大図
写真一覧

支援内容
 株式会社の設立手続きについて、ワンストップ総合相談窓口を利用されたことが支援のきっかけとなった。ひき続き、東京都知的財産総合センターの相談窓口を利用するなど、事業化の準備を進めていられたところ、本事業の独創性、有望性にサブマネージャーが注目して、「事業可能性評価委員会」の評価を受けることを薦め、「事業化の可能性充分にあり」との評価結果となった(平成16年2月)。その後は事業化に向けた継続的支援を行ない、その一環として、創業助成金(東京都)に推薦し、選択された。

企業者の声
代表取締役
村林眞叉夫氏
「写真は時代の真実を伝える文化遺産」であると考え、消えてなくなってしまう運命の写真を再生/修復し、次世代へ残していく使命に燃えています。
 株式会社の設立に具体的なイメージがもてず、決断がつかないで数カ月が経ってしまった或日、公社のホームページをみつけました。無料相談と言う響きが心地よく感じ、「総合相談」窓口に伺いました。

 相談員の先生は、全くの経営素人の私に対して優しく厳しく話をしてくださり、適切なアドバイスを受けました。登記書類を作り、再度相談に伺いました。自分の力で会社を設立できたのも、先生方のアドバイスが有ったからだと感謝の気持ちで一杯です。また、特許権戦略についても、自分の考えを組み立てることができました。

 その後、「事業可能性評価委員会」で評価を受け、創業助成金に選択され、また「中小企業総合展2004」に出展できたことは、社会的評価を受ける大きなきっかけになったと喜んでいます。まだまだ苦難の道のりですが、明るい未来が見えているのも実感しています。

担当者の声
マネージャー
松崎武嗣氏
 リボテックの代表者である村林眞叉夫さんの第一印象は髪を後ろで結わえたまったくの芸術家にしか見えなかったことです。この人が会社を創業するのかという思いがあったのも事実です。当時は写真修復の技術が学会などでも認知されていなかったことを知り、技術水準の高さと品質の優秀性に確信がもてたことから、事業可能性評価を受けて認知度をあげる一助になればとの思いがありました。少し事業化には時間が掛かっていますが、最近ではマスコミ等で大きく取り上げられ脚光を浴び、認知度が上がったことを喜んでいます。

企業基本データ
代表 代表取締役 村林眞叉夫
住所 東京都三鷹市牟礼6-24-29
電話 0422-70-3655
e-mail rebotech@rebotech.com
URL http://www.rebotech.com
従業員 3名
業種 サービス業
主要製品 経年変化した白黒写真・ネガの修復サービス