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県産ウメを原料に、産学協同研究で、健康食品・梅肉エキスを新たなステージへ
日本アプリコット株式会社 平成17年
企業概要
 平成14年に誕生した研究開発型のベンチャー企業。伝統的な健康食品に科学のメスを入れ、群馬県のウメを用いた梅肉エキスに、がん細胞などを細胞死に導く抗腫瘍活性のあることを突き止め(平成16年日本薬学会発表)、この研究成果を事業化するため、箕郷町の梅肉生産者と製薬会社の研究者らが、機能性食品と医療品原料の開発・製造・販売を目的に創業した。

 既に、オリジナル商品として、梅肉エキスを主成分とする健康補助食品「ミサトール」や、梅肉エキスを飲みやすいドリンクタイプにアレンジした「梅の実エキス」や「ミサトールデリシャス」などを商品化している。現在、関東近県の病院・調剤薬局などで取り扱われているほか、平成17年春からインターネット通販サイトでの販売も始まり、売り上げを伸ばしている。

 当社は、中小企業経営革新支援法にもとづく承認(平成16年9月)をはじめ、県内企業の独自技術を認定する「1社1技術」企業の中から選ばれる「中川威雄技術賞」奨励賞を受賞(平成17年3月)している。平成17年4月より群馬産業技術センターに入所し、引き続き「梅+健康」を事業の柱として新たな研究開発にも取り組んでいる。将来的には、健康食品の製造販売にとどまらずに創薬開発も進め、国内2位にある本県ウメ産地の活性化につながることにも期待がかけられている。
社員
 
製品

支援内容
 創業当初から、研究開発と商品化に向けた支援を実施した。

 まず、群馬県産業支援機構の「商品化・事業化可能性調査」による研究費を活用して、群馬大学医学部、昭和薬科大学との共同研究に取り組み、梅肉エキスに含まれる抗腫瘍成分を確認し、技術的な基礎を固めた。この研究成果を事業化すべく、高崎市内の民間インキュベーション施設(沖電気工業株式会社)を紹介、同施設の支援を受けながらビジネスプランのブラッシュアップを進めた。

 更に、「1社1技術」や「ぐんまチャレンジファンド」への申請を支援し、採択となった結果、調達資金による新製品の研究とその商品化や、大型展示会への出展などによる知名度アップなど、円滑な事業展開をサポートした。このように、群馬県や民間施設とも連携した支援により、産学連携よる研究成果をスピーディーに事業化し、軌道にのせることができた。

企業者の声
代表取締役副社長
水田敏信氏
 各種の申請支援では的確な助言をいただき、大変感謝しています。研究開発や商品PRに投入できる資金を得たことで、事業展開が一気に加速しました。産官学のネットワークが広がり、事業展開に幅(はば)ができたこともメリットです。

担当者の声
 研究開発者が立ち上げた会社ですが、資金調達も含め、各関係機関との連携がうまくとれた事例です。そこから生まれた商品の特性を効果的にPRし、事業発展につながるよう、今後もきめ細やかな支援をしていきたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 神澤文明
代表取締役副社長 水田敏信
住所 群馬県高崎市緑町1-11-7
電話 027-365-5045
e-mail info@japan-apricot.co.jp
URL http://www.japan-apricot.co.jp
従業員 9名
業種 バイオベンチャー(細胞性免疫を基盤とした産学官の連携による医療の研究開発・製造・販売)
主要製品 梅肉エキス「ミサトール」、梅肉エキスドリンク「ミサトールデリシャス」、梅の実エキス