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「業務用厨房シンク型油脂自動分別機:“グリス・ECO”」で環境に貢献!
株式会社 大都技研 平成17年
企業概要
 佐藤社長は、もともと自動車販売会社のサラリーマン。「自分の思うように仕事をしたい」と思い立ち、起業した。平成5年に(有)大都技研を設立、平成16年に株式会社へと組織変更した。環境問題に注目し、「“世界にない新しいものを”、“他社の製品の物まねはしない”を前提に、環境関連機器製造・販売やサービスを通じて社会に貢献する」を会社の理念としている。

 大規模な食品工場は規模に応じた排水処理施設を持っているが、街のラーメン店などの小規模飲食店は1ヶ月で平均約2トンの油分を排出していることを知り、小規模飲食店でも導入出来る安価で小型高性能な油分除去装置の開発を決意した。その後数々の試行錯誤を経て、平成12年に現在の主力商品である既存の厨房に組み込み可能な油水分除去装置(厨房シンク型油脂分自動分別機:グリス・ECO)の開発・商品化に成功した。さらに、後述の公的支援を受けながら改良機開発を進め、排水中の細かいゴミを除去する装置を完成し、より高度な要求に対応出来るようにしている。

 「グリス・ECO」は、排水される前の厨房シンクで比重分離を利用し、ほぼ99%の油分を分離回収する装置である。回収された油は純度が高く、工業原料などへの再利用ルートを確保している。また、バイオ剤や薬剤などを一切使う必要がなく、浄化槽の清掃や汚泥処理にかかる年間費用が140万円から20万円になる事例もあり、ランニングコストは極めて小さくなる。

 平成17年栃木県及び(財)栃木県産業振興センターの推薦を受けて愛知万博「愛・地球賞」を受賞し、いま「グリス・ECO」は内外の注目を集めている。
愛知万博「愛・地球賞」受賞
写真一覧
 
グリス・ECO
DS-2
写真一覧

支援内容
 佐藤社長は、創業まもなくから公的機関の支援を求めて、平成11年栃木県のニューフロンティア融資対象認定や新事業開拓支援資金の対象企業の認定を受け、資金調達を行い、「グリス・ECO」の開発に成功した。さらに平成14年度栃木県地域技術改善費補助金を受け、より高度な要求に対応する装置に改良した。同じく平成14年から連続して4年間「起業化需要・販路開拓支援事業」を受けて、エコプロダクツ展など種々の環境展示会に出展すると共に、「市場展開支援事業」を活用して販路開拓に努めている。

企業者の声
代表取締役
佐藤秀雄氏
 支援は新製品開発時の零細企業の資金調達に役立っただけではなく、公的審査を伴うため、開発製品の信頼性の構築に大変役立った。またセンターとの情報の共有により、より広い支援や、マスコミ等からの取材や記事掲載等の機会が増え、販路開拓につながっている。

担当者の声
 規制対象外の小規模飲食店や家庭などから排出される油脂分が河川・湖沼の環境負荷に大きな影響を与えている現状からみて、今後小規模事業者向けの安価で高性能な油処理装置が絶対必要と思われる。(株)大都技研が開発した「グリス・ECO」は、そのニーズに応えられる装置の一つになり得る。環境保護に貢献するだけに、本製品の普及や改善、さらには次期製品の開発など必要な支援を積極的に行っていきたい。

企業基本データ
代表 佐藤 秀雄
住所 栃木県下都賀郡都賀町家中2459-2
電話 0282-28-0606
e-mail daito@greaseeco.co.jp
URL http://www.greaseeco.co.jp
従業員 2名
業種 製造業 排水処理製品の開発・製造・販売
主要製品 排水から油分を除去する装置「グリス・ECO システム」等