HOME > 支援情報・情報を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 戻る
農業用ハウスの張替え期間を延ばす、農家にうれしい洗浄剤を開発
有限会社グリーンラボラトリー 平成17年
企業概要
 当社は、平成16年2月に創業し、現在インキュベーション施設に入居している。森屋社長は、化学薬品および樹脂製品の製造から販売まで、大手商社で永年にわたり携わってきた。その経験を活かし、無機系で環境に優しい農業用ハウス洗浄剤「シグマ」を開発し、製造・販売ならびに洗浄請負を行なっている。

 農業用ハウスは立地環境やフィルムの種類で異なるが、覆いのフィルムが汚れにより光度不足をもたらすことから、現況では、2〜10年程度で張替えられている。それに対し、新開発の洗浄剤「シグマ」を用いれば、新規に張替えした場合と同程度に近い光量が得られる。一方、経費は格段に安価ですむ。また当然ながら、廃棄フィルムは発生しない。

 当社のサービスを受けた農家では、「製品説明を聞いた時は半信半疑だったが、洗浄作業を体験すると予想以上の洗浄能力があり、しかも作業が手軽で効果は大きいと感じた。10年使用したハウスなので今年張替を計画していたが、張替の時期が延びたことで、ハウスの維持コストも大幅に低減できた」と高い評価をしている。

 当社では、ハウス温室を持つ農家の経営状況をサポートするために様々な提案・アドバイスを行ない、農家と共に考える企業活動を推進している。今後も、行政、大学と綿密な連携を図りつつ、更なる新商品開発についての研究や、農家が困っている諸問題の解決に資する情報提供など、素早い対応を企図している。
(有)グリーンラボラトリが入居しているインキュベータMOP21
 
シグマによる洗浄した部分は透明になっている
写真一覧

支援内容
 創業時の事務所としてインキュベーション施設を紹介、会社設立の支援をはじめとして、代表者が困った場合の相談役としてサポートしている。

 その後、開発した洗浄剤「シグマ」の製造は、化学薬品会社によるOEM(相手先ブランド製造)とすることとなり、受託してくれる企業情報を収集・提供し、当社が希望する企業に紹介した。

 販売に関しても、支援センターの「市場展開支援事業」により、大手企業と販売契約を結ぶ販路拡大支援を実現した。この支援事業では、商社系OBを中心とするNPO法人が、新製品・新商品の目利き、販売に係る顧客の紹介、販売方法構築のアドバイスなどを行なっている。また、販促ツールとして、会社および製品を紹介するパンフレットやDVDソフトの作成も支援し、販売活動に活かされている。更に、今後とも計画的な事業展開を図るため、「ベンチャーオフィス診断助言事業」を活用し、事業拡大を図るための5ヶ年事業計画策定を、中小企業診断士の助言により支援している。

企業者の声
 ベンチャー企業にとって、企業経営の判断をする際に、自分ひとりの考えだけでは判断に悩む時が多々有ります。

 この様な時に、多くの企業経営に関する経験を有するセンターのマネージャーに気兼ねなく相談できることは、非常に心強いことと感謝しています。

担当者の声
 当社は、ハウス農家の経営者と共に考えサポートしており、農家ニーズを把握することができる企業です。今、更なる新開発に向けて研究中の製品が、近年に第2弾として商品化されることを期待しています。そして、インキュベーション施設MOP21から大きな飛躍をするための支援を続けていきたいと考えています。

企業基本データ
代表 代表取締役 森屋末三
住所 栃木県宇都宮市刈沼町369-1 とちぎ産業創造プラザ 304号室
電話
e-mail info@greenlaboratory.com
URL
従業員 2名
業種 製造業(ファブレス)
主要製品 農業用ビニールハウス等の屋根洗浄剤「シグマ」