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おから乾燥の新技術開発で環境問題に対応
株式会社アストラ 平成17年
企業概要
 (株)アストラは、大部分が廃棄物として処理されていたおからを乾燥させる新技術を開発し、おから乾燥機『スリムエコ』として製造販売する。代表取締役の一條浩孝氏は、福島県内の中小企業など十社で組織し、各社が自社製品開発に挑戦する集団、エジソン倶楽部のメンバーでもある。『スリムエコ』はこの異業種交流によって生まれた。乾燥に求められる条件や状態などについて、市場調査も含めた様々な意見を聞くとともに、技術面においては、福島県のハイテクプラザに通ったり、会津大学と連携しながら研究を進め、商品化にこぎつけた。

 おからは約八割が水分のため長期保存が難しく、ほとんど利用されずに産業廃棄物として処分されているのが現状。『スリムエコ』は独自の技術開発によって市場に出回っている乾燥機を小型化するとともに低価格を実現した製品である。食品リサイクル法により、平成18年度までに、食品関連事業者が現在の食品廃棄物の20%を再生利用することで廃棄量を減らすよう求められており、『スリムエコ』に対する関心は高く、その反響は大きい。同社では現在、どこの豆腐店でもこの機械が置けるよう、さらなる小型・軽量・スリム化に挑戦している。

 同氏は「今後は、乾燥させて出来たおからの回収・加工・販売までの企業間ネットワークができればと考えています」と夢を語る。この連携が実現すれば、『スリムエコ』はゴミの減量化のみならず、再利用のサイクルを生み出し、環境問題に貢献していくことだろう。その社会的役割は大きい。
本社社屋
 
おから乾燥装置「スリムエコ」
(設置スペースもわずかですむので置き場所を選ばない)

支援内容
 平成15年度の技術研究開発事業による支援を行った。平成17年2月にビッグパレットふくしま(福島県郡山市)で開催されたベンチャーマーケットではプレゼンテーション及び展示を行なった。また、平成17年度ではセンター情報誌「ふくしまビジネスサポート(7月号)」で企業紹介記事を掲載した。

企業者の声
代表取締役
一條浩孝氏
 支援に当たり、プレゼンテーションのために、今後の企業の方向性を自分で考え整理する必要性に迫られました。それが結果的に役立ちました。また、産学官連携によって情報交換や意見交換ができたのはよかったと思います。

担当者の声
 おからは健康食品として価値があり、「スリムエコ」により手軽に乾燥おからが手に入るようになった意義は大きい。色々な食べ方を研究してスリムエコと一緒に提供することも考えてほしい。

企業基本データ
代表 代表取締役 一條浩孝
住所 福島県福島市飯坂町平野字平田4-1
電話 024-541-2444
e-mail ichijou@e-astra.co.jp
URL http://www.e-astra.co.jp
従業員 40名
業種 製造業
主要製品 ・おから乾燥装置「スリムエコ」
・農業用加工、省力化機器
・一般化学機器、環境機器
・電気、通信機器