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職人の微妙な「勘どころ」と「技」が生み出す地元調味料を全国に!
日南工業株式会社 平成17年
企業概要
 当社は、霊峰鳥海山と日本海に挟まれた田園風景の中にある。老舗企業が多い味噌・醤油業界において、昭和23年創業の比較的歴史の浅い企業だが、「キッコーナン」の名称で親しまれている商品群は、秋田県内の多くのお客様から愛好されている。「一にも二にもお客さん」を社訓とし、「良い品を安く」を目標に、品質向上・技術革新に努め、県内はもとより、近県の山形、岩手、青森県や関東地区にまで販路を広げ、現在は東京に営業所を構えるまでに至っている。

 業界では製造過程での機械化が進展してきており、当社においても最新の設備を導入してきているが、「12水仕込み」や「麹歩合」といった言葉に代表されるように、特に仕込みや発酵段階では今も職人の微妙な勘や技が重視される。特に当社では、これまであまり重視されなかった水の質に早くから着目し、地元鳥海山から湧き出る清潤な伏流水を使い、厳選された原料を丹念に仕込み、拘(こだわ)りをもって作り続けており、熟練した職人芸を充分に活かした、まさに手塩にかけた作り方をしている。

 今般、こうした当社の強みを活かして営業戦略を再構築し、伝統的な調味料として「おふくろの味」と「故郷の香り」を守りつつ、食生活の多様化に応える商品づくりと販路づくりを進めており、県内・近県での市場確保と全国広域への市場拡大に取り込んでいる。
味噌用自動充填機
 
製品

支援内容
 数多くの顧客から支持されている当社においても、市場の成熟化に伴なって売上げは減少傾向にあり、営業戦略の再構築が必要となっていた。これまでも独自で営業部門の強化・効率化を図ってきていたが、社内だけでは限界があり、外部からの客観的・専門的な助言が必要不可欠となっていた。そこで、専門家派遣制度を活用し、営業戦略の再構築(営業システムの改善、直販およびインターネット販売への取り組み、新製品開発および既製品リニューアル体制の再検討など)を図ることとなった。

 まず、経営目標と現状とのギャップを把握し、解決すべき経営課題を整理してもらうと共に、SWOT分析(「会社が持つ強みと弱み」と「経営環境の機会と脅威」との相関分析)を経て、CSF(クリティカル・サクセス・ファクター:重要成功要因)を検討した。更に、BSC(バランス・スコア・カード:財務・ビジネスプロセス・顧客満足など複数の視点を総合した業績評価・戦略策定手法)の考え方にもとづき、営業戦略の策定、推進シナリオの展開、モニタリング指標の設定などについて助言を受けている。

企業者の声
 これまでは独自で営業戦略を策定していましたが、今回専門家よりアドバイスをいただき、これまでの方向性は間違いではなかったことを再確認できました。

 また、専門家には営業戦略を構築するうえでの専門的な手法を丁寧にわかり易くご指導いただき、利用して本当に良かったと思っています。

担当者の声
 食料品製造業は、顧客のライフスタイルや価値観、あるいは健康志向に合わせた新製品を市場に提供していかなければ生き残ることができません。

 新製品を生み出す体制を確立することは当社にとっても最重要課題であり、今回の支援がその一助となり、営業戦略が再構築されることを期待しております。

企業基本データ
代表 代表取締役 渡辺俊春
住所 秋田県にかほ市院内字此木沢6番地
電話 0184-36-2111
e-mail kikkonan@chokai.ne.jp
URL http://www.chuokai-akita.or.jp/misosyoyu/kikkonan/
従業員 32名
業種 食品製造業
主要製品 醤油、味噌、めんつゆ、漬物