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マッチングの発想で付加価値の高い製品を次々に開発
株式会社 佐々木印刷 平成17年
企業概要
 当社は昭和55年の創業以来、一貫してラベルやシ−ル印刷を手掛けてきた企業であり、近年は多様化する顧客のニーズに対応した商品の開発に力を注いできた。そのひとつがタック紙をメモ帳状に束ねたりテープのように巻いて使うようにして台紙をなくした「ハグレス」であり、大量のシールやラベルを扱う運輸・流通業界はじめ全国の自治体などで使用されている。特に自治体のゴミ処理シールではタック紙にICチップを仕込み、誰が・いつ・どこで出したという「ゴミの履歴」を明確にするシステムを考案し、製造特許の申請を行うとともに行政などへの説明会を展開している。

 ほかにも印鑑の偽造や模造を防止する製品「SS印鑑票」や、果物や野菜など食品に直接張るという用途から安全性の高い天然ゴム系材料を主体とする粘着剤を利用した「菜果ラベル」も開発した。SS印鑑票は金融各機関で、菜果ラベルは今年「りんごにやさシール」という品名でJA江刺市の特産品・りんごに採用されたほか、県外のJAなどへも販路が拡大している。今後は生産者履歴を照会できるよう、シール上にQRコードを使った可変動情報を印刷することも検討しており、デモンストレーション用の携帯ホームページを立ち上げて活用の可能性を探っている。

 当社の事業は、いずれも様々なアイデアやデータを結び付ける「マッチング」という発想方法がベースになっている。それは行政はじめ他業種との積極的な交流や連携を行うことで得られたものでもある。新しい企業価値を見い出していく上で、マッチングの意義や効果は非常に大きいと考えている。
菜果ラベルリーフレット
拡大図

支援内容
 平成14年度に機械設備の近代化を図るため、小規模企業者等設備資金貸付制度を活用し、印刷機44,100千円の投資に対し資金貸付19,000千円の支援を行った。また、新規事業として「ハグレス」「ICチップ活用のゴミ処理シール」の市場開拓支援については、平成16年度に「いわてベンチャーズネットワークin東京」に出展支援。平成17年度には、「中小企業総合展」出展のための支援を行った。

 これら新規事業を推進するにあたって、平成16年度に実施した「ICタグ研究会」等にメンバーとして参加し、ゴミ処理シールのICタグ活用によるトレーサビリティーのシステム構築について、立ち上げの支援を行った。

企業者の声
代表取締役
佐々木信雄氏
 資金的援助に加え、マッチングに必要な各種データを専門的観点から収集していただいた事が事業展開に大いに役立った。特に行政との結びつきなしには展開し得ないゴミ処理シールは、支援を弾みに全国展開への手応えを感じている。

担当者の声
 社長は渓流釣りが趣味で環境保全には人一倍関心を持っている。ここからICタグ付きゴミ処理シールの開発が生まれたのではないだろうか。今後とも、前向きな取り組み姿勢と柔軟な発想で事業展開される当社にセンターとしても応援をし、注目したい。

企業基本データ
代表 代表取締役 佐々木信雄
住所 岩手県北上市口内町堰根91-4
電話 0197-69-2111
e-mail ssk98@cocoa.ocn.ne.jp
URL http://www.vijp.net/ssk/
従業員 25名
業種 ラベル・シ−ル印刷
主要製品 ハグレスシール、SS(セキュリティー・シール)印鑑票、菜果ラベル