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得意のパイプシステムを活かし「オフィスラック」を開発、新分野でマーケットを拡大
株式会社 ツカサ創研 平成16年
企業概要
 当社は、熊本市内に本社、熊本県上益城郡の嘉島リバゾン卸売団地内に営業本部、福岡市内に福岡本店を設置し、九州一円はもとより、大阪以西を中心に営業を展開し、展示会・イベント等の企画から施工まで一貫した運営をしているが、近年はそれらの開催規模の縮小等で売上も伸び悩み傾向である。

 そこで、経営革新の一環として、自社の製作技術と施工能力を生かした新事業展開を考えることとなった。当社が販売権を持つ、ドイツのトップメーカーのパイプシステム「オクタノルム」を活用した「プラズマ・液晶TVラック」の商品開発である。「オクタノルム」はドイツオクタノルム社製のアルミソリッド材料を使った展示会機材で、組み立て・組み換えが簡単でシンプルな機材であることから、その特性を活かして新分野へ取り組みができないか考え、オフィスラックとしての製品化を創案したものである。オフィス家具環境の変化に対応できる、オクタノルムと天然素材を組み込んだ、組立てオフィス家具という新事業への展開がスタートした。

 社長は仕事好きの明るい性格で、「楽しく前向き」をモットーに、オフィス向け製品への更なる展開をリードしている。
社屋全景
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支援内容
 今回の商品開発にあたり、支援センターの登録専門家(プロダクトデザイナー:村田デザイン研究所・村田氏)によるデザイン開発業務の指導を中心にして、次のような支援を行なってきた。

 1.マーケットリサーチ
  既存各社商品の把握と分析。タイプ別、グレード別デザイン諸要素と価格の分析。

 2.企画デザイン
  商品コンセプト、イメージ設定とデザイン案の検討。テイスト、スタイル、サイズ、オクタノルム(アルミソリッド)と組み合わせる素材、コストの検討。

 3.試作
  加工精度、組み立て、機能性、木部の色と塗装の仕上げ、ジョイントとディティール、他社製品とのコスト比較等の検討と修正。

 4.販促計画
  販売ルート、商品ネーミング、販促ツール、梱包、販売価格、県内外展示会への出展等の検討。

 こうした活動が、派遣した専門家を中心に、社長、次長、デザイン担当、製作担当、営業担当など各部署から選抜されたメンバーが参加した開発会議で熱心に進められ、ここで培われた一連の開発手法は、今後のテーマとなっているオフィス向け製品への更なる展開にも充分な活用が可能である。

企業者の声
代表取締役
渕田 俊郎氏
経営革新の一環で今回支援を要請した。自社製品の特徴となっている機材を利用した新分野の確立に、定期的に専門家の支援を受け、革新的なノウハウのアドバイスを受けながら、社員より選抜したプロジェクトチームを編成し、企画から販売までの会議を繰り返した。専門家の派遣を受けたことで販売へと結びついてきて、大きな成果が得られた。

担当者の声
ものづくりの専門家
村田 良憲氏
 経営者の新商品開発に取り組む姿勢が全従業員に浸透して、専門家の適切な指導・助言により市場が求めている商品開発ができた。

 これからも、商品の改善・改良とコストの追求で、業績向上が期待できる企業である。

企業基本データ
代表 代表取締役 渕田俊郎
住所 熊本県上益城郡嘉島町上仲間227−12
電話 096-235-2351
e-mail info@tsukasa-soken.co.jp
URL http://www.tsukasa-soken.co.jp
従業員 35名
業種 ディスプレイ業
主要製品 展示施設・商業施設・イベント・コンベンション等企画設計施工、各種サイン工事、備品レンタル、3Mスコッチプリント