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地道な現場改善により、発電装置のコストダウンを実現
株式会社 栄興技研 平成16年
企業概要
 優れた開発力と高精度の製品を通じて、コンピュータ社会の基盤を支えている会社である。情報化の進展にともなってコンピュータのバックアップシステムへのニーズは高まり、「万が一」に備える先進の技術と製品で社会システムを日々サポートしている当社への期待は大きい。

 創業以来、電気エネルギーを供給する製品を中心として、オンライン電源装置をはじめ、新技術を駆使した独創的なシステム装置の研究開発に取り組んできた。「多様化するニーズに最良のシステムで最適のオンライン電源を」これが製品開発のコンセプトである。優れた操作性と省スペース性を兼ね備え、常に使う立場からの発想を大切にして開発している。

 これまで、金融機関から官公庁、大学、教育機関、研究施設など、コンピュータを使用するすべての業界のあらゆる場面で信頼できる製品を、一貫生産体制で送り出してきた。これからも、手がけている事業の社会的意義を深く認識し、先進的な製品・システムの創造に努め、社会により一層貢献することを目指している。

 一方、特定業界向け非常電源装置を中心とする拡販では、需要も一巡した感が強い。発電機業界は、景気低迷状態であり価格面でも厳しい状態にある。現在、主要製品であるエンジン発電装置を中心に受注生産で対応しているが、生産効率が悪くコストも高いため生産性の向上が必要となった。直ちに体質改善に取り組み、その実をあげているところである。
CVCF発電装置

支援内容
 将来を見据えて体質改善を図るため、生産性向上に関する専門家の派遣要請があった。派遣回数が5回と短かかったため、生産性向上によるコストダウンに絞った支援を行なった。また、経営者のほか、現場の改善リーダを中心に活動することで、ノウハウの蓄積伝承を図った。

 具体的には、PQ(Product Quantity:生産数量)分析を何度も行ない、さらに、主に次のような指導助言を行なった。

  (1)生産台数分析、製品別販売額・粗利貢献度分析などによる、改善すべき項目の絞りこみ

  (2)作業フローチャート作成、工程毎の作業人員分析による、作業毎の問題点の検討と対策実施

  (3)レイアウト流れ線図の作成、工程分析、加工経路分析、工数分析などによる、移動ロスを少なくするレイアウト変更の実施

 この結果、ターゲット製品について行なった改善期間中の集計結果で、20%の工数削減が達成できた。この対策は、他機種への水平展開が可能なものとなっている。  

企業者の声
代表取締役社長
西岡 武廣氏
 当社の期待していた以上の支援が得られたことに大変感謝しています。現状分析により指摘された問題点に関しては随時実行して、最終回までには工場のレイアウト変更まで実施しました。工数の削減効果も大きく、改めて専門家のご指導による効果に驚いています。今後も支援の継続をお願いする所存です。

 

担当者の声
 工数ダウンによる定量的な効果だけでなく、定性的効果もあった。データを活用した製造現場の改善手法の取得、その定着化と改善キーマンの育成などである。今後、キーマンのリーダシップ発揮が予想されることから、継続的な効果も期待できる。

企業基本データ
代表 代表取締役 西岡武廣
住所 福岡県粕屋郡宇美町ゆりが丘2−5−27
電話 092−933−7875
e-mail eiko-e@aioros.ocn.ne.jp
URL http://www9.ocn.ne.jp/~eiko
従業員 26名
業種 電気機械器具製造販売業
主要製品 定電圧・定周波・低歪率発電装置など電気機器、電子機器

提携に関する情報