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豆乳クリームを開発、他社とも連携して商品をそろえた事業システムを確立
株式会社 カーニバルクッカー 平成16年
企業概要
 同社は、昭和60年設立以来、主に県内量販店のバックヤード向けに、食品半製品や総菜を製造してきた。

 近年、量販店向け食品に対する付加価値の低下と、健康・安心への高まりが進んでいることから、新たなビジネス展開を目指し、原産地を明確にした国産大豆(高知県窪川町産)を用い、豆乳製造業者の(有)下田食品と組んで、豆乳から豆乳クリームを造り出すことに成功した。そこで、その豆乳クリームを使った商品アイテム(麺、パン、練製品等)を開発し、「四万十こまち」ブランドとして、大都市圏の量販店等で一定のコーナーを形成できる供給体制の確立を目指した取り組みを行なっている。

 植物性の豆乳起源のクリームは、これまで性状が安定せず、その製法が確立していなかったが、平成15年に当社が独自に経時変化しない品質の安定したペーストを開発(特許出願中)したことで、経常的な製造が可能になった。豆乳クリームは植物性であるため、高脂肪・高蛋白の生クリームが持つ健康上の弊害を抑制できる素材であり、今後様々な食品素材への可能性を秘めている。

 このビジネスを広げるために、「四万十こまち」ブランド協議会を設立し、平成16年度の新連携推進事業にも採択され、会員企業を広げており、お互いに商品アイテムを増やしている。平成15年度の当社売上は1億円程度だが、この新事業展開を中心に据え、全国展開を進めている。
製品

支援内容
 同社が社運をかけて取り組んだ豆乳クリームのビジネス展開について、一連の相談・助言に対応してきた。

 特に、このビジネス展開については、様々な商品アイテムを製造する連携企業の確保が鍵を握っていると考え、その広がりを実現するために、素材の良さを認知させ信頼を獲得するために経営革新計画の認定を申請することや、目利き委員会において外部関係者の評価を受けることなどを促すと共に、ブランドを如何に確立するか、その進め方について助言を行なってきた。

 また、企業規模が小さいことから、早期に売上を推進する方策として、量販店等の取引先の確保を促してきた。その対策が、地域地場産品を活用し、地域企業と連携して商品を生みだし、ブランドを確立しながら都市圏域での売り場を獲得するという戦略であることから、まさに「新事業連携推進事業」に相応しい事業として採択に向け支援した結果、平成16年度事業(1次分)に採択されることになった。

企業者の声
代表取締役
山本 又山氏
 豆乳をクリーム化することに成功し、当社の社運をかけてのビジネス展開をしようと思い動き始めました。しかし、今まで経験したことのないことばかりで、計画そのものが立ち止まってしまうところでした。支援センターの皆様のご助言を受け、確実に一歩ずつではありますが、計画に沿って構築されております。都市圏での販路もでき、理想が現実になってきています。

担当者の声
 規模の小さな中小企業が、生き残りを賭けて新技術開発に取り組み、見事に開発に成功し、他企業との連携によって商品アイテムを増やし、ブランドを確立していこうというビジネスモデルを打ち立て、様々の関係者を巻き込みながら孤軍奮闘している。厳しい状況にあってもその頑張る姿は応援したくなる。この仕組みは、田舎でも新しい産業形成ができる、そのモデルとして是非とも成功して欲しいと願っている。

企業基本データ
代表 代表取締役 山本又山
住所 高知県高知市竹島町158−11
電話 088-831-2011
e-mail carnival@sky.quolia.com
URL
従業員 11名
業種 食品製造業
主要製品 総菜、豆乳クリームを原料にした各種食品