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あいつぐ新商品で、四国から全国へ販路の拡大を目指す
株式会社 中西食品 平成16年
企業概要
 戦前から続く町の小さな豆腐屋さんだったが、先代から広く小売店に卸すようになった。四代目になる現社長はアイデアマン。次々と新商品を開発、物流事情の進展もあって販路を大きく拡大してきた。現在は四国および淡路島の量販店を主な販売先にしている。

 「アイデアはいくらでも湧いてくる」と言う社長。1人で新商品を考え出している。昼食時は自社製品を自由に食べて良いことになっており、完成した商品はまず従業員が食べてみる。ときには辛辣な意見も寄せられるというが、これらの声を参考に改良を加える。

 特に、平成15年に販売開始の「きつねの親子・親きつね」は大評判。もちろん国産大豆100%使用の味付油揚げで、厚みがあり歯ごたえがある。また、翌16年の新商品は、夏季限定の「なると金時おぼろ豆腐」と「ごまと枝豆おぼろ豆腐」。豆腐が固まる前段階でくみ上げ、丸く寄せておぼろ月夜に見立てたものがおぼろ豆腐。「なると金時」は、これを地元特産のサツマイモと無添加天然のにがりで仕上げた逸品で、口の中でふわっととろけて甘みが広がる。

 現在、阿南市内に2つの工場を構え、アイデアだけでなく新設備の導入にも前向き。無消泡の釜も取り入れて消泡剤無添加での豆腐製造を可能にし、賞味期限をそれまでの4日から7日に延ばすこともできるようになっている。
油揚げの製造風景
 
「親きつね」「子きつね」

支援内容
 当社では、大きな設備投資に伴い、それに見合う売上拡大を必要としたが、主力の徳島県だけでは限界があった。一方、四角い豆腐の売上は減少する傾向にあり、「違った方向を模索したい」ということで油揚げの新商品を開発し、関西方面で新たな販路を開拓することにした。他社とは違う油揚げを作っているという自信はあったが、都市部への進出にあたり、ネーミング、デザイン、包装、価格、販促等々課題と不安は山積していた。そこで、商品開発や販売に詳しい専門家の派遣を申請された。

 まず、今回開発途上の製品を、専門家の居宅近隣(兵庫県宝塚市)の主婦や大阪の百貨店、納入業者のバイヤーにモニタリングをしてもらった。その結果、商品面では「おいしい」「油がよい」「いなり寿司用の袋が簡単にできる」といった好評を得る一方、「表示がないので使い方がわからない」といった問題点も浮き彫りになった。こうした意見も参考にして、対象顧客や特徴、訴求ポイントを商品コンセプトとしてまとめた。

 また、今回の新製品も含めて、商品全般のボトルやパッケージのデザインをプロのデザイナーと検討したり、工場入口に掲げられている看板のコピーに対する助言を行い、これらの改善を促進した。

企業者の声
 大変親身にアドバイスしてくれた。1ヵ月に1回の指導であったので、その間宿題を出されて課題を自分たちでクリアしていく形で進めてもらったため、考え方が身に付いてよかった。

担当者の声
 これまでは惰性でパッケージやネーミングをしていたと言うが、大阪のデザイナーの意見を採り入れるなどして、「売れる商品」「お客さまの目を引く商品」ができあがった。さらに付加価値のある商品を開発し、京阪神、東京方面での販路開拓を進めてほしい。

企業基本データ
代表 代表取締役 中西昭文
住所 徳島県阿南市富岡町玉塚3番地の1
電話 0884-22-0407
e-mail nakanishi.1@eagle.ocn.ne.jp
URL http://k-nakanishifooz.com/
従業員 68名
業種 食品製造卸売業
主要製品 豆腐、豆腐加工品、油揚げ、味付揚げ、豆乳、にがり、惣菜