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産官学連携により世界初の抗ウイルス新素材製品を開発
用瀬電機 株式会社 平成16年
企業概要
 昭和42年に、松下電器産業株式会社の共栄会社として、エアコン・冷蔵庫等の冷媒用コンプレッサーモーターの巻線加工を主業務として設立した。バブル後、景気に左右される下請け企業からの脱皮を目指し、新たな発展を期して、「自然との共生」を基本理念とした新環境素材開発事業部を設置した。

 当時、テレビ特集でダイオキシンの抑制について担当したことがきっかけとなり、ダイオキシンについて製品開発の研究を始めた。環境問題を考えて天然鉱物やセラミックスの機能に着目し、鳥取大学、鳥取県産業技術センターなどと共同研究を行ない、ダイオキシン抑制と抗菌効果を併せ持った「変成セラミックス」(「デキシノン」および「バリエール」)を完成させ、「ダイオキシン抑制焼却炉」を開発した。

 更に、「変成セラミックス」の素材である天然鉱物「白雲石」(ドロマイト)が、健康補助食品などに使われているカルシウムとマグネシウムから成り、加工すると抗菌効果を持つことを研究し、従来の加工方法を根本から見直して、世界初の抗ウイルス新素材「BR−p3」の開発に成功した。この濃度を薄めて、インフルエンザウイルスやトリコロナウイルスに混ぜると、ウイルス数が10万分の1以下に減るという有効性が実証されている。これをうけて、抗ウイルスの新素材を使用した「バリエール不織布マスク」を開発、製品化した。

 現在は、各種展示会やフェアに積極的に出展し、新たな業界への販路を開拓している。
開発中の抗ウイルススプレー
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支援内容
 単独の企業だけでは困難な開発であり、大学や産業技術センター等の公設研究機関と連携を取りながら共同研究を行なわなくては難しい研究であった。

 これらの研究を実施するに当たり公的助成を受けることが不可欠であったことから、中小企業創造活動促進法の承認を受けるためのアドバイスをはじめ、資金助成の斡旋、設備貸与の斡旋など、開発態勢についてソフト・ハードの両面から支援を行なった。

 また、製造業ということで販売のノウハウを持っていないことから、全国展開を行なうために産業技術フエア、展示会等に積極的に出展するよう、マーケット拡大の支援を行なった。

企業者の声
代表取締役
若林 一夫氏
 私たちのような新しい分野にチャレンジする企業にとっては、公的支援機関との連携の方法や、資金的な面などに支援アドバイスがなくては前に進まないことが多く、多岐にわたるアドバイスを受けたことが成功要因の一つでした。

担当者の声
 下請加工から脱却し、自らの製品づくり(オンリーワン商品)確立に執念を燃やした結果の力作。羽ばたけ、世界へ。

企業基本データ
代表 代表取締役 若林一夫
住所 鳥取県鳥取市用瀬町用瀬7−2
電話 0858-87-2711
e-mail info@mochigase.co.jp
URL http://www.mochigase.co.jp/
従業員 67名
業種 電気機械製造業
主要製品 抗菌・抗ウイルス素材「バリエール」