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複雑・多様化する学校事務に画期的な、ネットワーク対応事務ソフトを開発
株式会社 アセンド 平成16年
企業概要
 地元企業のソフトウエア開発の専門会社として、平成7年に設立された。ソフトウエア会社は、特定の企業と提携している場合が多いが、当社は特定企業を持たずに受注開発を中心とする経営を行なっていた。そのため、経営基盤となる地域は小さな都市であったことから大企業が少なく、需要が少なく経営面で厳しい運営を行なっており、受注拡大、新ソフト開発を模索していた。

 その当時、学校の事務管理ソフトの受託開発を手がけた折に、教育制度の改正等で事務処理が複雑化し、時間短縮に応える教職員の教務、事務処理の合理化が必要と考え、そうした開発仕様に着目した。また、今後各学校でもこのようなソフトが必要と考え、パッケージ化して全国販売をすることを思い立った。市場性を調査しつつ、全国に対象となる学校が有限であることから大手企業は進出しないと考え、本格的に開発に着手した。

 そして、3年の開発を費やし、学校向け(単位制・学年制)ネットワーク対応事務支援システム「学事エース」のパッケージソフトを完成した。入試管理、学籍管理、成績・出欠管理、履修管理、進路管理、事務管理、保健管理、時間割管理などのモジュールから成り、これらを組み合わせることによって生徒情報を一元管理できるソフトで、高校・短大・大学・専門学校等様々な学校事務システムに対応が可能となっている。

 現在、最大の課題である販路開拓にWebを活用して販売代理店の拡大を図りつつ、150校と商談中であり、今後は導入シェア3割を目標としている。
社内風景

支援内容
 受注待ちのソフト開発という経営態勢では、小さな町の小さなマーケットでは経営の衰退が目に見えていた。そこで独自のソフト開発・販売を目指したものの、長期にわたる開発費用の不足が大きな問題となり、鳥取県産業振興機構、支援センターのアドバイスを受けることとなった。

 その結果、平成14年に中小企業創造活動促進法の承認を受け、開発の補助金を得るとともに、VC(ベンチャーキャピタル)資金の導入を図ることができ、ソフト開発の完成をみるに至った。

 当センターは、開発段階の経営基盤強化のための資金支援や、技術者の不足対策に対応した関係機関への仲介・斡旋等の支援を行なうとともに、販売促進のために当センター主催の展示商談会等に積極的に参加を促し、マーケット拡大に向けて支援した。

企業者の声
代表取締役
鈴木由記夫氏
 経営改善を目指した新展開のためのソフト開発に着手する段階から、鳥取県産業振興機構に開発資金、販路開拓について相談し、創造法の承認、VC資金の導入ができ、ソフト開発が容易になりました。また、展示商談会等への参加により全国への販路展開もスムーズに行なえるきっかけにもなりました。

担当者の声
 研究開発投資期間中の先行投資負担によく耐えられたと思います。根気よく1校づつ成功事例を積み重ねたことが、今日の結果に繋がりました。

企業基本データ
代表 代表取締役 鈴木由記夫
住所 鳥取県倉吉市山根539−7
電話 0858-26-5444
e-mail info@ascend.jp
URL http://www.ascend.jp/
従業員 19名
業種 ソフトウエアの開発・販売
主要製品 学校事務総合管理システム