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資源循環による食品素材を開発販売、ゼロエミッションの推進と地域振興に貢献
株式会社 サンアクティス 平成16年
企業概要
 昭和58年創業より環境計測分野の事業を手がけていた当社は、市場開拓を進める過程で食品系バイオマス(生物資源)の再資源化に着目、食品残渣(ざんさ)の分離加工を手がけるほか、同システム一式の販売やコンサルティングを行なっている。例えば、加工食品の生産・流通過程で発生する残渣(廃液など)にはまだ有効成分が含まれており、これを抽出し原料とした新商品を開発すれば、廃棄ロスを利益へと転換する新ビジネスが構築される。

 当社は、蓄積した分析技術とノウハウを活かし、イオン交換膜法電気透析装置や精密濾過機を用いた分離・抽出技術を応用し、こうした資源循環型生産システムによる食品素材の研究開発・販売事業に取り組んでいる。既に、梅干の漬け込み時に発生する梅酢から 梅肉エキス・梅塩・香料・色素などを商品化しており、他にも、梅にんにくエキス、プラムサワー、昆布エキス等を市場に出している。

 今後もユーザーニーズを重視した独自の生産システムによる新しい食品素材の開発に力を注ぐ方針であり、平成11年和歌山工場開設、同15年研究所新設、さらに17年秋には北海道新工場の稼動予定と、事業拡大のため設備投資を進めている。現在、第二次五ヵ年計画をスタートさせ、水産資源高度利用技術開発や、植物から新しい産業素材をつくる技術開発を手がけるなど、資源対策という大きなテーマにも取り組んでいる。

 当社は、投入する生産資源すべてを有効利用して使いきり、また、他産業への付加価値素材としても有効利用される、資源の最適処分から完全消化に進んだ、真のゼロエミッション(ごみゼロ)の実現を事業コンセプトとしている。これには、金山社長がかって過労で倒れた経験から意識した、社会に貢献できる「自らの存在価値」の場が意図されているが、本来は社会全体で取り組むべきテーマでもある。
製品

支援内容
 平成13年ベンチャービジネス融資支援事業、および、同年事業可能性評価事業「テイクオフ大阪21」における評価、12年中小企業経営革新支援法対象企業、および、15年中小企業創造活動促進法対象企業としての認定など、数々の評価・認定を受けられ、それに伴う支援を行なっている。

 このうち、テイクオフ大阪21認定に伴い、アドバイザー派遣制度利用により、事業推進のための経営、開発・生産各面にわたるアドバイスなどの支援を行なった。また、金融機関からの支援の途が開かれるなど、基盤づくりの足がかりとなった。

企業者の声
代表取締役
金山 伸広氏
 弊社は、経営革新支援法、テイクオフ大阪21、創造活動促進法など、数々の認定をいただき、金融機関の支援をうけることができました。また、テイクオフ大阪21認定に伴い企業育成のためのアドバイザー派遣支援を賜り、経営基盤づくりに大いに役立ちました。大変感謝しております。

担当者の声
サブマネージャー
三宅 正典氏
 循環型産業社会形成の一翼を担って、たゆまぬ経営革新のご努力を続けておられるが、ゼロエミッションの実現による資源の有効利用や環境負荷軽減の経済効果だけでなく、新規雇用創出という地域振興の面でも大きく貢献しようとしている同社の今後の発展に期待し、今後とも総合的な支援を進めていきたいと考えている。

企業基本データ
代表 代表取締役 金山伸広
住所 大阪府大阪市中央区道修町2−3−16 小城ビル
電話 06-6231-2165
e-mail n.kanayama@sunactis.com
URL http://www.sunactis.com/
従業員 16名
業種 食品系バイオマス資源化事業
主要製品 環境対策プラントシステム構築、超高精密濾過装置開発販売、新食品素材の開発販売