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「燃える」「腐る」という常識を打ち破る「不燃木材」を開発、ゼロエミッション社会を目指す
株式会社 アサノ不燃木材 平成16年
企業概要
 当社は「木で生かされ、木を生かす」をコンセプトに、木材の特性を生かした様々な事業を行なっている。特に、木材の不燃性、耐久性を高めた高付加価値の「不燃木材事業」を足掛かりとし、植物資源を活用した新素材の開発を展開している。木材は再生産可能な資源であり、持続的な発展が可能な循環型社会を創るために、その有効利用は欠かせない。その意味からも、国産材や地域材(特に「間伐材」)の需要拡大は我が国の重要課題となっている。

 当社では、木材、特に間伐材を活用した、住宅・土木資材等の様々な商品開発を行なってきたが、平成13年、木材は「燃える」「腐る」という常識を覆す画期的な商品「不燃木材」を開発し、木材で初めての国土交通大臣不燃材料認定を取得した。また「不燃木材」の事業化計画は、平成15年3月の事業可能性評価委員会において「A評価」(事業成立可能性大)を受けるとともに、中小企業創造活動促進法の認定も受けた。無機系の薬液を注入することにより、木材の特性を損なうことなく、燃えない・有害な煙やガスの出ない「不燃木材」の開発に、我が国で初めて成功した点が評価されたものである。

 現在は主要な県産材である杉間伐材を使用して「不燃木材」の生産を行なっているが、コスト競争力を高め、多様な仕様・用途を開発して、需要開拓を積極的に進め、市場における認知を獲得していく方針である。また、今後は全国に製造・販売の拠点を設け、ネットワークを形成し、「不燃木材」の技術を各都道府県の地域材に生かし、間伐材の飛躍的な有効利用を進めていきたいと考えている。さらに、「不燃木材」の製造時に出るおが屑を高性能カーボンにしたり、カーボンを製造する際に出る熱を木材乾燥に利用したりして、木材を100%利用するシステムを早急に構築したいと考えている。あらゆるものを植物資源で創り、完全なリサイクル、ゼロエミッション(ごみゼロ)社会を実現することが将来の目標である。
不燃木材を使った施工例

支援内容
 当社は、不燃木材の製造販売に関する計画で、平成14年度に事業可能性評価審査でのA評価と創造法の認定とを受けた。実際の販売に当たっては、未知の分野での営業活動になることから、新規開発製品にどの程度の需要があるか、どれくらいの価格設定が良いか、どのような規格が良いかなどの市場性についての情報が必要であった。

 支援センターは、木材関係市場の情報収集力に強みがあり、新製品の売り込みも可能な調査会社を紹介するとともに、これに委託した市場調査および販売戦略立案に要する経費の一部を助成した。

企業者の声
代表取締役
浅野 成昭氏
 調査期間が3ヶ月というのは少し短く物足りなさも感じましたが、市場調査の結果、不燃木材のニーズは住宅・店舗市場における外装材・壁材のほか、ドア・サッシ・建具にも用途があることが明らかになったという点や、コンサルタントの観点、手法がわかったことは収穫でした。

担当者の声
 3ヶ月という短い期間での市場調査であったが、ユーザーニーズの所在や課題が明らかになりました。当社では、調査結果を踏まえ、首都圏における営業体制の強化等に取り組まれており、今後の飛躍に期待しています。

企業基本データ
代表 代表取締役 浅野成昭
住所 福井県坂井郡丸岡町山竹田102−3
電話 0776-68-0680
e-mail funen-fukui@mb.viplt.ne.jp
URL http://www.viplt.ne.jp/WHCAY4PK/funen/
従業員 9名
業種 資材製造販売業
主要製品 不燃木材