HOME > 支援情報・情報を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 戻る
ITを支える最先端のメッキ技術で世界をリード
志貴野メッキ 株式会社 平成16年
企業概要
 当社は、最先端の半導体用メッキ技術によって、半導体パッケージ、半導体実装の分野で絶えず世界をリードし続けている。メッキと言うと、防錆・装飾等の目的で金属の表面に皮膜を施すというイメージが強い。しかし、当社の新しいメッキ技術は、半導体のリード線に替わるものとしての技術である。

 電化製品を始めとした近年のIT(情報技術)化の進展は、半導体技術の著しい進歩のおかげである。半導体は、ますます高機能・高容量でダウンサイジングへと進化している。そうすると、今度は半導体相互の結線の問題が発生してくる。この結線を、従来のプリントよりさらに小さいサイズで可能にしたのが当社のメッキ技術である。

 サイズ15μmのバンプと呼ばれる突起物をメッキによって作り、半導体の接点にする。これにより、半導体の積層も容易に可能となる。開発に当たっては、この分野の第一人者である有限会社アトムニクス研究所(大阪)から技術者を招き、指導を受けて自社技術の研鑽に努めてきた。

 このようなIT産業はますます高度に進化を続けているが、当社ではこういった要望に応えるため、さらに小型化したバンプの研究開発を進めている。現在は10〜15μmバンプの量産化を手がけているが、さらに小型の5〜10μmバンプの研究開発を終え2〜5μmレベルに挑戦しており、実験段階ではあるが1μmバンプの形成にも成功している。

 なお、2003年3月にISO9001(品質マネジメント国際標準規格)、2004年10月にISO14001(環境マネジメント国際標準規格)の認証を取得している。
半導体接合技術(バンプ)
その他の写真一覧

支援内容
 研究開発として実験的に成功した小型(10〜15μm)バンプを、より小型化(5〜10μm)する研究開発を支援するため、通常の専門家派遣事業よりも長期の派遣が可能な「独自技術育成専門家派遣助成事業」の補助対象に採択することができた。

 研究開発は、年度ごとの開始と完結の繰り返しでなく、持続が必要である。関連するテーマを明確にしながら、年度にまたがる支援を行なった。

企業者の声
代表取締役
宮本 幸男氏
 中小企業支援センターの支援を受け、長期スパンでの研究開発が可能となった。特に、関連するテーマにも支援の輪を広げていただいて、たいへん助かりました。

担当者の声
 先端技術の構築には長期スパンでの第一人者の指導が必要であり、そういった意味では専門家の長期派遣は非常に喜んでいただけた。

 本事例のように、年度にまたがる支援ができれば、より成果が期待できると思う。

企業基本データ
代表 代表取締役 宮本幸男
住所 富山県新湊市新堀30番地2
電話 0766-86-3388
e-mail shikino@shikono.com
URL http://www.shikino.com/
従業員 76名
業種 金属表面処理業
主要製品 電子部品のメッキ