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廃タイヤ ― 処理しづらい分野だからこそチャレンジ
有限会社 タイヤリサイクルセンター 平成16年
企業概要
 グローバル化が進み、モノをつくる分野は外国との競争が厳しい。人件費の制約をクリアし、国内で勝負できること。さらに社会的なニーズが高い分野に、しかも取り組みにくいものに挑むこと。そして法はしっかり遵守する。こういう姿勢で積み上げていったら、タイヤリサイクル事業に辿(たど)り着いた。こうした熟考のもと、長年勤務した銀行を退職し、平成14年5月に法人の設立にこぎつけた。

 事業化の方向が固まり営業活動に入ると、当初の思いを遥かに越えた数多くの法律規制と許認可取得の必要性、そして、設備投資や資金調達の問題が押し寄せてきた。

 資格試験のハードル、資金調達のハードル、県の許認可を得るハードル、地元の同意を得るハードル、そして何と言っても、仕事量確保のハードルといった難関を越えなければならなかった。

 規模としては日当たりの処理能力を8トン、タイヤの本数にして約1,000本の処理を行うことを基本にして、事業計画を進めていくことにした。

 この基本計画をベースに、操業に必要な用地の確保、その地域住民の同意を得ること、環境影響評価の結果による富山県の許可、業務に必要な関連団体との連絡と協力関係の構築など、解決が必要な課題を一つひとつ乗り越えていった。

 そして、平成14年12月、ついに操業の運びとなった。
切断された古タイヤ
 
古タイヤを破砕するための「切断機」

支援内容
 創業の際の経営計画・資金計画・利益目標などの策定に関わり、ビジネスプランの作成についてアドバイスを行ない、その先のハードルを越える基本としてこれを参考にした。また、地域支援センターと連携した廃タイヤに詳しいエキスパートの利用に始まり、専門家派遣による経営・技術課題のアドバイスを行なった。

 さらに、設備投資については、運転資金確保のため自己資金の拠出を極力抑え、富山県新世紀産業機構の設備貸与制度により導入した。

 しかし、許認可に伴う各種資格試験に合格することは自分自身で解決しなければならない課題であり、アドバイスで賄うわけにもいかず最も苦しい状況であった。

 社長の社会的使命感、コンプライアンス(順法倫理)を自社の基本理念に据えていることから、次々と克服した背景には支援センターの精神面でのバックアップも大きな要素と思われる。

企業者の声
 実質操業後1年半を経て概ね計画どおりというものの、経営、技術面でまだまだ課題がある。

 企業規模より内容、社会にとって存在価値のある会社にしたいと思っている。創業後の様々な経営や技術課題に応じた助言をいただき当初の目標を上回っている。将来はISO14001を認証取得して、透明な事業展開を図りたい。

担当者の声
 助言したことについてすべて素直に実行され、こちらも相当慎重に対応しなければならなかった。

 今後についても、直面する課題について積極的に助言していきたいと思っている。ISO14001の認証取得についてもしっかり支援し、さらなる発展を望むものである。

企業基本データ
代表 代表取締役 小森義明
住所 富山県黒部市枕野400番地
電話 0765-54-9898
e-mail
URL
従業員 5名
業種 サービス業
主要製品 産業廃棄物の収集運搬・中間処理(廃タイヤの切断)