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安全・福祉を目的とした「無線救助信号探知システム」を開発
大洋電子システム 株式会社 平成16年
企業概要
【無線技術で創業】
 1978年、谷口社長は、得意の無線技術を活かし起業した。主に、官庁向けに、防災行政無線システムの販売や、メンテナンス工事を請け負った。また、消防用無線機の販売を手がけた。予算制度に従っての発注であり、毎日受注があるわけではないが、年間で見ると安定した注文を得ることができた。創業したばかりの新しい企業にとっては、大変ありがたいことであった。

【新分野へチャレンジ】
 しかし、防災行政無線システムや消防無線は、いつしか管内に普及し、年々受注量が減少し始めた。工事も減少し、また他の商品同様、価格破壊の波に見舞われた。「何か新しいことに挑戦しなければ」、目をつけたのは無線によるデータの伝送である。その結果、下水道マンホールデータ無線通報システムの開発に成功、そのデータを中央で受信し監視する中央監視システムも加えて三重県へ納入することができた。また、民間市場へも目を向けた。話中でも割り込んで通信できる小型トランシーバを開発、工事用のヘルメットに装着した商品は、大手電力メーカの関連企業が販売してくれることとなった。

【経営革新で更なる一歩】
 “水と安全はタダ”との日本でも、ミネラルウォーターの売れ行きが急激に伸び、訳の分からない子供の連れ回しや誘拐が頻発するようになった。官公庁を通じ、地域の皆さんにお世話になったと感じている社長は、安全と福祉のために自分の技術を役立てることができないか模索した。「無線救助信号探知システム」の開発に取り組んだ。そんな時、経営革新支援法を知る。すぐに申請、承認。更に、平成16年度中小企業経営革新チャレンジ(新商品・新技術開発)支援事業に挑戦、採択された。新しい技術へ新しい技術へと挑戦してきた谷口社長が、更なる一歩を踏み出した。
開発・検査室
 
同時交信小型作業用無線機
拡大図

支援内容
 伊勢商工会議所の紹介で経営革新支援法に関する問い合わせに来られた。この時すでに、安全・福祉のための無線を利用した新商品のアイディアを持っておられた。従って、経営革新の主眼は、新商品開発に焦点が当てられており、申請の手続きを支援するとともに、開発支援につながるような他の支援策に関しても情報を提供させていただいた。

 その結果は、「平成16年度中小企業経営革新チャレンジ(新商品・新技術開発)支援事業」の採択につながった。

企業者の声
代表取締役
谷口 茂雄氏
 確かに申請書類を書くのは大変ですが、目標が明確であれば、それほど苦にはならないと思います。小規模企業にとって開発投資は大きなリスクですが、行政の支援は大変ありがたく、その分、良い結果につなげようとのエネルギーにもなります。

担当者の声
技術支援チーム
黒川 芳樹氏
 無線技術を応用した新商品開発に関する支援で、専門的な技術は難解なものもありましたが、行政の大きな問題である安全・福祉に関して寄与していただけることを期待しています。

企業基本データ
代表 代表取締役 谷口茂雄
住所 三重県伊勢市上地町2691−32
電話 0596-23-6110
e-mail taiyo230@mb.i-chubu.ne.jp
URL
従業員 5名
業種 製造業
主要製品 1.無線救助信号探知システム2.下水道マンホールデータ無線通報システム3.下水道マンホール中央監視システム

提携に関する情報
 無線技術を有し、「無線救助信号探知システム」の設置・運用・メンテナンスを引き受けていただける企業をご紹介下さい。