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新事業の可食フィルム製造で躍進を目指す
株式会社 ツキオカ 平成16年
企業概要
 1966年に岐阜市において特殊印刷の箔押業「月丘箔押」を創設した月岡社長は、常に新しい事業に取り組む努力を怠らなかった。特殊印刷に用いる金箔が食用として人体に良いものであることを国の研究所の専門家の知恵を借りながら実験的に裏づけることができ、岐阜県の研究所と共同研究を行いながら、1995年に食品に直接印刷する「食用純金箔粉」を発明し販売まで漕ぎ着けることができた。これが、食用分野への進出の足がかりになった。

 更に、食用純金箔の裏打ちに使われていた可食フィルムは、従来は世界で1社だけが製造していたものを、当社の担当者が独自で開発することに成功し、2002年に製造・販売を始めた。この可食フィルムは、香料、化粧剤や医薬品成分をフィルム内に密封でき、可食インキ印刷、エンボス加工(浮き出し加工)ができるなど大きな特長を有しており、清涼菓子、化粧品、医薬品等の分野への利用について国内外から多くの商談が寄せられている。既に、清涼菓子では外国への直接輸出も始まり、2004年9月期で1.5億円の売り上げ実績がある。

 月岡社長のモットーは、「できない夢を実現する」であり、岐阜県異業種交流会、岐阜大学等との共同研究など、意欲的な活動を進められており、当社の今後の発展が期待される。
可食フィルム関連製品
その他の写真一覧

支援内容
 2003年度の事業可能性評価事業に、当社から「機能剤を含有した可食性フィルムの製造」について評価申請書が提出された。

 県支援センターは、専門の調査員による事前調査を実施するとともに、県内の有識者からなる事業可能性評価委員会において、新規事業の計画、実現性、技術の先端性、市場性等を評価し、事業化に必要な提言・アドバイスを行なった。また、企業の要請に応じ、経営・技術に関する、相談、現地指導等を実施している。

企業者の声
代表取締役
月岡 忠夫氏
 事業可能性評価で「A」評価をいただき、社会的に認知され、全社員の大きな励みになりました。また、企業としての評価が大変上がったと思います。さらに、調査専門家や事業評価委員会の先生方と面識ができたことは、当社の大きな財産になります。

 我々中小企業にとって、県支援センターの諸事業はたいへん有難いもので、今後もどんどんこれらの事業を推進して欲しいと思います。

担当者の声
岐阜県中小企業支援センター
主任相談員
坂口 忠幸氏
 特殊印刷の箔押業から食品、化粧品、医薬部外品分野への進出を図られた月岡社長は、常に先を見て仕事をされている。

 当社の研究開発については、国、県の研究機関を有効に利用して成果をあげられたもので、他の中小企業にとっても参考になると思います。

企業基本データ
代表 代表取締役 月岡忠夫
住所 岐阜県各務原市松本町2−451
電話 0583-83-2911
e-mail kinkira@okbnet.ne.jp
URL http://www.kinkira.co.jp
従業員 79名(他、パート等9名)
業種 箔押業、食品・化粧品・医薬部外品製造業
主要製品 箔押特殊印刷、食用純金箔粉、可食フィルム、化粧パック、医薬部外品

提携に関する情報
 水溶性可食フィルムの特性を活用し、今まで考えられない食品、化粧品、医薬部外品、新規開発商品への対応を目指している。