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先進のファイバーテクノロジーを礎に、さらなる進化を目指す次世代複合繊維メーカー
福井ファイバーテック 株式会社 平成16年
企業概要
 1947年(昭和22年)の創立以来、半世紀にわたり、漁網、各種ネット、強化プラスチック、カーペットなど、漁業・農業から工業にわたる多様な産業分野において、独自のファイバーテクノロジー(繊維技術)を培い事業展開してきた。また、将来を見越した海外への漁網生産移転も、1989年(平成1年)マレーシア進出で実現した。

 その後、第二の創業に向け「変革とチャレンジ(FCR:Fukui Challenge & Revolution )」の行動規範をかかげ、2001年(平成13年)ISO14001(環境マネジメント国際標準規格)、2003年(平成15年)ISO9001(品質マネジメント国際標準規格)の認証を取得した。また、2003年から始まった愛知県の事業「愛知ブランド」認定企業59社のひとつに認定された。さらに、2004年(平成16年)2月には、社名も50年以上の歴史ある「福井漁網」より「福井ファイバーテック」と改称し、名実ともに「技術」も「環境」も「品質」も充実した企業への変貌を遂げた。

 福井社長は技術開発型経営に意欲的で、2つの大きなプロジェクトに積極的に挑戦している。ひとつは、環境に適応した、軽量で、安全性が高く、かつ、リサイクル可能なネットの開発で、既に実現した。これと並んで、自動車業界が求めるゼロエミッション(環境負荷ゼロ化)に応えるべく、当社の編み技術を活かした、軽量で、吸音性があり、かつ、リサイクル可能なカーマットの開発などに取り組んでいる。この製品開発戦略は自動車産業界の要求にマッチするものであり、次世代に向けた業容拡充につながることが期待される。
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支援内容
 当社の2つのプロジェクトのうち、リサイクル可能なネットは、2004年(平成16年)7月中部経済産業局から「実用化研究開発事業補助金」に採択の通知を受け、リサイクル可能なカーマットは、同年9月に(財)愛知県中小企業振興公社の「事業可能性評価委員会」より「A評価」を受けた。

 これらに際し、前者について、実用化研究開発事業補助金申請支援とプロジェクトマネジャーによる推薦書の策定を、後者について、事業可能性評価のためのビジネスプランの策定を支援した。

 また、知的財産を核とした高い技術力にもとづく事業化を支援する、「知的財産活用成功企業づくりモデル事業」への参加も支援している。

企業者の声
代表取締役
福井 英輔氏
 自社にて事前にFS(フィージビリティースタディー)案を作成してはいても、本制度への申請時や面接時など、何度も事業の方向性・可能性・予算・マーケティング等の考えを再考し、企画の完成度が上がったことがあげられる。お陰様で、Aランク評価と認定していただいたことによって、事業展開への自信もつき、知名度も上がり、社内外からの信用に繋がっている。

担当者の声
プロジェクトマネージャー
神部 康雄氏
 低迷する繊維業界の活性化を図るべく、自社の漁網製造技術を活かして、環境保護と安全確保を目的とした自動車用ネットの開発や、軽量化と車内吸音を求めたリサイクル可能なカーマットの開発など、成長分野の自動車産業向けに精力的に販路を求めている。このように、福井社長の革新的な姿勢と強いリーダーシップのもと、自社の発展と繊維業界の再生に貢献しようとする意欲ある当社が、平成15年度「あいちブランド」の認定企業に選定されたのは当然のことと言えよう。今後、知的財産の海外特許申請の支援や資金調達のための支援も実施する予定で、支援しがいのある企業といえる。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 福井英輔
住所 愛知県豊橋市中原町字岩西5−1
電話 0532−41−1211(代)
e-mail soumu@fukui-fibertech.co.jp
URL http://www.fukui-fibertech.co.jp
従業員 70名
業種 産業資材製造販売業
主要製品 各種ネット製品・自動車用内装繊維製品・強化プラスチック成形品および基材