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設備貸与制度を利用し「廃蛍光管の完全リサイクル」を実現
株式会社 ホクセイ 平成16年
企業概要
 平成2年11月に、業務用食材(主に冷凍品・鮮魚等水産品)販売および蛍光管販売を主業務として創業した。食材と蛍光管の販売は一見関係は無さそうだが、取引先とするホテル・保養所等では食材と共に蛍光管も同時にニーズが発生することが多い。

 業務用食材は、青柳社長が一時北海道に居住していたことと、親族が北海道に居住していることからパイプを有していたため、販売が可能となった。また、蛍光管は、同社長が東芝の下請会社に勤務していた繋がりから特約店の許可を得て、廉価仕入れを武器に漸次取引先を増やしている。

 今回の設備投資は、取引先から蛍光管の処分までの要請が強くなってきたことと、業界を取巻く環境が、グリーン購入法の制定、民間・官庁のISO14000(環境マネジメント国際標準規格)取得意識の高揚など、産業廃棄物処理業界に追い風であったことが決め手となった。蛍光管の販売から回収、処分までを一企業が一貫して手がけるのは全国でも珍しく、これを武器として更に販売を強化すると共に、処分後の資源を利用した商品販売も展開し、更なる飛躍を目指している。
廃蛍光管リサイクル機
その他の写真一覧
 
リサイクル品

支援内容
 平成15年度設備貸与制度の貸与先として、廃蛍光管完全リサイクル機を貸与した。

 廃蛍光管は、今まで困難物として処理・処分に手間がかかった。これは、蛍光管を割ると水銀蒸気が飛散し、安全に割る方法がなかったことに起因する。このため、一般の最終処分場に棄てられなくなり、安全に処理するシステムが求められていた。そこに当社が現れ、蛍光管を破砕し加熱焙焼方式で水銀を吸着させて回収する方法で問題を解決した。しかも、蛍光管の販売から回収・処分までを一企業が一貫して手がける新規性と、従来処分するしかなかった水銀を再利用した商品化や、ガラス屑およびアルミ屑をリサイクル品として利用して断熱材として商品化するなどの事業計画性が認められた。当県で初めての設備に若干の不安が残るものの、こうした事業の新規性や今後の計画性等を重視して貸与すこととなった。

企業者の声
代表取締役
青柳 俊史氏
 環境保全の見地から設備貸与制度を利用した設備導入により、商品の販売からリサイクルまで一本化した事業を提案でき、更には、静岡県内で他にはない適正な処理のできる廃蛍光管処理企業としての評価を得て、事業視野が広がっている。

担当者の声
 静岡県内では唯一といえる販売から処理までを一貫して行う当社の強みが生かされ、事業は順調に推移している。また、処理後の資源を使用した商品展開の断熱材等に対しては、工業試験場による科学的理論による裏付けを取り、商品化も着々と進んでいる。今後の更なる飛躍を期待する。

企業基本データ
代表 代表取締役 青柳俊史 
住所 静岡県富士宮市野中東町76−1
電話 055−277−1201
e-mail toshihito-a@mti.biglobe.ne.jp
URL
従業員 3名
業種 卸売業、産業廃棄物処理業
主要製品 業務用食材・蛍光管販売、廃蛍光管リサイクル