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高硬度アルミ化粧版、高速接着技術などと複合化したダイレス成形技術を利用した製品開発で提案型受注企業に成長
横浜製機株式会社 平成16年
企業概要
 当社は、昭和32年の設立以来、自動車ボディー部品、鉄道車両用ドアなどを中心に生産してきた。しかし、大手自動車製造会社が、地元の工場を閉鎖して生産拠点を他県に移したことから、当社の売上げも最盛時の半分以下に落ち込むこととなった。この売上げの減少を補うために、技術開発を経営の柱として位置づけ、平成12年に自動車部品分野を縮小し、鉄道車両部品分野の事業を拡大する戦略をとり、新分野への進出を果たすため、新技術や製品開発に重点を置き事業を進めてきた。

 その取組みの中で、当社は、「ダイレスフォーミングの実用化」「高硬度アートテック」「高速接着システム」の3つの独自技術を複合した競争力のある新製品を次々に提案し、鉄道車両分野の受注開拓を進めてきた。

 その結果、鉄道の通勤車両に使われる袖仕切りの受注に成功した。さらに、大手鉄道車両メーカーと共同開発した次期超高速鉄道向けの便所・洗面ユニットと天井パネルユニットについて、当社の開発力、提案力が認められ、受注が決まり量産試作の段階にある。

 関根社長は、昭和46年に大学工学部を卒業後、しばらく研究開発関係の企業に勤務した後、昭和53年に当社に入社して平成4年に代表取締役社長に就任した。経営方針は、「独自の技術で社会に貢献」を掲げている。

 自動車事業からの撤退後、受注型から開発提案型に変身するために、ダイレス成形だけでなく、高硬度アートテック、高速接着システム、内装複合材なども開発してきた。

 今後は、素材や加工技術にダイレス成形という機能を複合させた上で、さらに、開発・設計部門を充実して相乗効果による差別化を図るなど、単なるものづくり企業から脱皮していきたいと将来に向けた抱負を持っている。
袖仕切

支援内容
 当社は、平成13年度のビジネス可能性評価事業に、(1)市場開拓 (2)資金調達 (3)技術・ノウハウの蓄積といった3つの目的で応募した結果、「ビジネス可能性評価委員会」で「事業可能性大」と評価された。

 「ダイレスフォーミング」は、新製品開発や複雑なデザインの成形に挑戦し、ノウハウを蓄積していくことにより、更に市場を広げられるものと期待されており、事業可能性評価の効果もあって大手車両メーカーと共同研究で車両部品を試作開発することになった。

 センターマネージャーの継続的なフォローアップを受けて、中小企業経営革新支援法による承認、平成14年度の神奈川県中小企業経営革新支援対策補助金を受け、「ダイレス成形技術の実用化」に向けた事業展開をすることになった。

 それによって当社の技術開発は一層加速することとなり、平成16年度には、販路開拓の支援を受けて見本市に出展することとした。

企業者の声
代表取締役
関根 宗平氏
 時代の変化を受けて、売上が半減する危機感の中で取り組んでいた技術開発が「ビジネス可能性評価事業」により『可能性大』と評価されたことは、従業員、得意先、銀行などの信頼を得られ、また各種支援もあり、これが元気の元となり、成果に結びついたものと思っています。

担当者の声
 ダイレス成形技術は、板金加工で使われる金型を使わない究極の成形技術であります。

 コンピュータの制御で自由自在に成形できる加工機の完成に意欲的に取組む社長に、関連業界から大きな期待が寄せられています。

企業基本データ
代表 代表取締役 関根 宗平
住所 〒239-0836 神奈川県横須賀市内川1−8−31
電話 046-835-6611
e-mail t-sudo@yokosei.co.jp
URL http://www.yokosei.co.jp
従業員 110名
業種 製造業
主要製品 取扱商品・サービス等の概要
・鉄道車両用部品:各種ドア、天井パネル、袖仕切り、側下降窓装置、握り棒、腰中ダクトなど
・自動車昇降用装置
・複写機部品、その他
・高硬度アルミ化粧板、高速接着技術などと複合化したダイレス成形技術を利用した製品の開発

提携に関する情報
特になし