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独自の古紙圧縮立体成形技術を活かした商品開発でエコビジネスにチャレンジ
株式会社 イシバシ 平成16年
企業概要
 当社は、昭和51年設立以来、一貫してプレス製品の製造に関わっている。石橋社長はプレス業一筋の技術屋社長で、三つの「誠実」すなわち、お客様への「誠実」、仕入先への「誠実」、従業員への「誠実」をモットーに事業を推進している。

 当初は金属板のプレス成形を中心に業務を進め、電子部品フレキシブルプリント基板のプレス打抜きも行うようになったが、その後電子部品製造の海外移転が展開されるなかで、板紙のプレス打抜きを中心に業務展開を図り、次第にこの分野を主力業務としている。

 そうした中で、下請け体質から脱皮するために自社独自の「古紙圧縮(立体)成形技術」を開発し、実際に活用した環境配慮型製品の展開を図っている。これにより、当社は平成15年度栃木県フロンティア企業に認証されている。

 この「古紙圧縮(立体)成形技術」は、栃木県産業技術センターや栃木県産業振興センターから技術支援や資金支援を受けて開発した独自の技術であって、古紙から作られた板紙を特殊な方法で加熱加圧することにより、プラスチックや木材以上の硬さと強度を持つ立体成形物をつくる技術である。現在の主要製品は古紙再利用平板積層紙の精密立体成形品で、産業用の「線材用巻リール(エコリール)」・「特殊IDパレット」、カラーペーパーを圧縮成形した「アートボード(画材や教材として利用できる)」・「パルプの宝石パローム」などがある。

 現在、発注元からの図面に従って作業する従来の打抜き加工から、自社独自技術の「古紙圧縮(立体)成形技術」に基づく製品が中心になりつつあり、新たな製造管理と販路開拓を必要とし、そのための人材の育成が課題となっている。
平成16年度(財)栃木県産業振興センターの設備貸付リース制度により導入した高周波加熱装置
 
アートボード
その他の写真一覧

支援内容
 大企業の下請けとしての各種紙・段ボールの打抜き業務から脱皮し、自社独自のオンリーワン技術を育てるために、栃木県産業振興センターが「地域産業創生事業補助金」によって平成13・15・16年度の3回の開発資金支援をし、技術開発を促進した。

 独自技術を確立後は、当開発技術を実用化するために、設備投資貸付事業のリース制度を利用して設備導入を進め、さらに、専門家による診断助言事業等を活用して製品開発を進めるのを支援した。

 また、市場調査や販路開拓のために中小企業総合展はじめ各種展示会への出展支援や、広域関東圏産業活性化センターの「新商品等事業化コンサルティング事業」への推薦(平成16年度採択決定)を行なった。

企業者の声
代表取締役
石橋 正己氏
 21世紀を生き残っていくためには、どうしても自社独自の技術が必要であった。我々の発想を実現するために補助金制度を利用できた。さらに、製品開発および市場調査や販路開拓の支援を受けることができ、「古紙圧縮(立体)成形技術」の事業化が可能となった。今後も更なる支援をお願いしたい。

担当者の声
 支援の当初から開発ストーリーがあったうえでの一貫支援を目指したわけではないが、結果として研究開発から販路開拓までの一貫支援をすることになった。今後も、「古紙圧縮(立体)成形技術」をさらに多くの分野へ活用すべく、必要な支援を行っていきたい。

企業基本データ
代表 代表取締役 石橋正己
住所 栃木県鹿沼市栃窪1263−37
電話 0289−65−2277
e-mail info@eco-ishibashi.com
URL http://www.eco-ishibashi.com/
従業員 15名
業種 製造業・合紙加工業
主要製品 古紙再利用平板積層紙立体成形および平板積層紙打抜加工全般