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産学官共同研究により「角形深絞り加工技術」を確立、製品受注にも成功
株式会社 大貫工業所 平成16年
企業概要
 昭和31年に創業。プレス金型の設計・製作からスタートし、その後プレス機械加工へと展開、現在はプレス金型からプレス量産までの一貫生産体制を確立している。「常に創業の原点に帰って『正道と基本』の反省を忘れず、プレス技術を通して人のため社会のために貢献する」ことを基本理念としている。

 当社が角形深絞り加工技術の開発を目指したきっかけは、深絞り加工技術で有名な企業のリチウムイオン電池ケースの製品情報を知り、「我社の製造技術と設備を使えばより高品質の製品づくりができる」と考えたからであるという。

 そこで、茨城大学や公的機関と連携しながら、ニッケルメッキ鋼板やアルミニウム合金等を使用した深絞り加工技術の開発を進め、深絞り加工技術の中でも特に難しいとされいる角形深絞り加工技術を確立し、製品づくりに応用している。

 現在は、主に台湾の大手電池メーカーから携帯電話やデジタルカメラ、パソコン用のリチウムイオン電池ケースとして受注しており、さらに積極的に事業を展開していく方針である。
角形深絞り加工製品

支援内容
 中小企業が技術力向上等を積極的に展開していくため、県、市町村および産業界の協力を得て、工業技術振興基金を設置し、各種助成・委託・表彰事業を行なっている。

 その中の産・学・官共同研究事業は、中小企業者が必要とする技術課題を大学または国公設試験研究機関等と共同研究しようとする企業等に対し、開発研究を委託するもの。

 委託の対象者は、(1)茨城県内に主たる事業所を有し、日本標準産業分類の大分類F(製造業)に該当する中小企業、または、(2)前項の中小企業を主たる構成員とする団体である。

 当社には、平成13〜14年度の2年間にわたり「深絞り加工への超塑性への応用に関する研究開発」を委託した。

企業者の声
代表取締役
大貫啓人氏
 技術開発には相当の費用と期間、ノウハウが必要であるが、2年間の委託事業により、基礎研究や試作品・製品の試験評価などといったノウハウや設備を持った大学・公的機関との連携が図れ、費用や人材、さらには期間の低減・短縮など効果的な開発ができました。

担当者の声
 プレス技術の海外流出による受注減を見据え、今後の事業展開の柱の一つとして今回の技術開発に成功し、さらには開発製品の受注に成功するなど、非常に効果的であったと考えております。

 今後のさらなる発展に大いに期待しております。 

企業基本データ
代表 代表取締役 大貫啓人
住所 茨城県日立市森山町5−10−35
電話 0294−53−3821
e-mail ohnuki@ohnuki.co.jp
URL http://www.ohnuki.co.jp
従業員 55名
業種 製造業
主要製品 プレス精密加工部品、プレス精密金型