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経営革新支援法を活用して風車街路灯の事業化を実現
工藤建設株式会社 平成16年
企業概要
水沢市郊外の田園地帯に建つ社屋は印象的な造りだ。カマボコの切り口を思わせる玄関口。あたかも表札のような「ECO・DOME」という文字も目に入る。さらに太陽光発電システムのソーラーパネルが何枚も敷き詰められた様子は、借り物ではない自然志向・環境意識が確かに根づいていることを語りかけるようだ。土木・建設工事が事業の主体であることに変わりはない。しかし、公共部門の縮小傾向という経営環境の変化をとらえ、当社はタイムリーな新規事業に経営資源を活かしている。新たな路線のキーワードは「環境」「自然との共生」である。企業としての永続的な発展を考えると、業界内での同質化競争を続けていくメリットは少ない。むしろ希少性と付加価値を求め、地場で新分野を開拓すべきではないか。このようなビジョンに基づいて、さまざまな自然エネルギーの活用に着目した研究開発ならびに商品化・プロモーションが展開されている。災害用トイレ・雪氷庫・木質バイオマスによる発電・地下鉄構内用クロスフロー風車などは、先見性に裏打ちされたプロジェクトの好例だ。かずかずの取り組みの中からクロスフロー式風車街路灯「Wind・Road」、あるいは高密度雪氷庫冷房システム「雪貯瑠磨」(ゆきだるま)といった有望商品が誕生した。社内活性化への起爆剤として始まった環境ビジネスは、全国的な広がりを見せつつある。学会、研究機関との連携も強めながらアイデアを育て、新市場開拓への歩みは加速している。
クロスフロー式風車

支援内容
経営革新支援法の承認を受けるための経営革新計画・補助事業計画作成等について、当センターでは専門家を派遣して診断助言を行った。(14年度3回、15年度6回派遣)その結果、平成15年7月29日付けで経営革新支援法に基づく経営革新計画の承認を受けることができた。ちなみに、新たな取り組みの計画内容は「クロスフロー式風車・クロスフロー式風車街路灯(蛍光灯3灯)の事業化」である。経営革新支援法に基づく経営革新計画の承認を受けて、補助事業の申請を行い、15年8月25日付けで補助金の交付が決定された。また、政府系金融機関から「経営革新貸付」の適用が決定し低利融資を受けることができた。今年度は、次の段階として新たに取組んだクロスフロー式風車街路灯の販売戦略についての指導と経営革新計画のフォローアップを課題に専門家を派遣中である。(16年度も3回派遣することになっている)

企業者の声
代表取締役
工藤一博氏
地域経済に精通した建設業のコンサルタント、あるいは情報化アドバイザーといった専門家を招く取り組みが将来構想と直結しています。新規事業の立ち上げも含め、経営革新に向けて社員の意識を実践レベルで高めていきます。

担当者の声
当社からは、「中小企業経営革新支援法の承認を受け、低利融資や補助金の交付を受けることができたのは今回の専門家派遣事業のおかげであった」と大変喜んでいただきました。当社は、現在も多くの新規事業に積極的に取組んでいることから、今後も継続して支援したいと考えています。

企業基本データ
代表 代表取締役 工藤 一博(くどう かずひろ)
住所 岩手県水沢市真城北舘38−1
電話 0197-23-4642
e-mail kkudo@ku-dos.co.jp  
URL http://www.ku-dos.co.jp
従業員 36名
業種 土木建設業
主要製品 土木工事・建設工事・測量業・自然エネルギーを利用した製品の研究開発ならびに販売…クロスフロー式風車街路灯「Wind・Road」・高密度雪氷庫冷房システム「雪貯瑠磨」(ゆきだるま)ほか

提携に関する情報
クロスフロー式風車街路灯。その製造を潟^カシュウに委託。また、NTT−MEが北日本における販売代理を担当している。